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ベッテルがシーズン3勝目!

Kay Tanaka
2011年5月8日
ベッテルが今シーズン3回目のポール・トゥ・ウイン! © Getty Images
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8日(日)日本時間21時から2011年F1世界選手権第4戦トルコGPの決勝レースが、イスタンブールパーク・サーキット(全長5.338km)で行われた。決勝の周回数は58周、レース距離は309.396kmだ。

前日の公式予選ではセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分25秒049をマークし、4戦連続でポールポジションを獲得。2番手にはマーク・ウェバー(レッドブル)が食い込み、レッドブルがフロントローを独占した。3番手にニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)が飛び込み、前戦中国GPで優勝したルイス・ハミルトン(マクラーレン)は4番手。小林可夢偉(ザウバー)はQ1の1回目のアタックでマシントラブルが発生し、タイムを記録することなく予選を終えることになった。今シーズンから107%ルールが導入されているが、可夢偉はフリー走行できちんとタイムを記録しているために決勝出走が許可された。レースは24番グリッドからのスタートとなっている。

レーススタート時の天気は晴れ。気温は17℃、路面温度は34℃、湿度は45%。タイヤサプライヤーを務めるピレリは今回のレースに、ソフトコンパウンド(オプション/ソフトタイヤ)とハードコンパウンド(プライム/ハードタイヤ)という2種類のタイヤを投入した。

予選で22番手だったティモ・グロック(ヴァージン)はレコノサンスラップで5速ギアが破損し、ピットレーンからのスタートを選択。チームメイトのジェローム・ダンブロジオは金曜フリー走行で黄旗区間を無視したため、5グリッド降格処分を受けて23番グリッドからのスタートだ。

23台がフォーメーションラップを実施しグリッドについたところで5つのシグナルが点灯、ブラックアウトからレーススタート! ベッテルはポジションを守ったが、奇数グリッドのロズベルグがウェバーをかわして2番手に浮上。同様に5番グリッドから発進したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がハミルトンをかわして4番手に上がった。プライムタイヤを履いている可夢偉はオープニングラップで18番手までポジションを上げたが、チームメイトのセルジオ・ペレスはフロントウイングを壊して緊急ピットインを余儀なくされている。

先頭ベッテルは2番手ロズベルグに1.8秒差をつけて3周目に入った。この周からDRS(ドラッグ減少システム/可変リアウイング)使用が許可され、チームメイトのジェンソン・バトンにも抜かれてしまったハミルトンがバックストレートのDRS使用可能区間で仕掛けるも、前に出ることができず6番手のままだ。一方、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)がヴィタリー・ペトロフ(ルノー)のオーバーテイクを抑えようとして幅寄せし、両者は接触。シューマッハはフロントウイングを壊して緊急ピットインを余儀なくされたが、ペトロフはそのまま走行を続けた。

5周目にバックストレートでDRSを使い、ウェバーがロズベルグを抜いて2番手に浮上。ロズベルグはペースが上がらず、アロンソからも激しくプッシュされる。その後ろではハミルトンがバトンを攻略し5番手に上がった。可夢偉は14番手にポジションアップしている。

8周目にはバトンがハミルトンをホームストレートで抜き、再び5番手に上がった。一方でマクラーレン勢がバトルをしていることにより、マッサがギャップを詰めている。先頭のベッテルは1分33秒後半のタイムを刻み、2番手ウェバーとのタイム差を5.6秒に広げた。

8周目にこのレース最初のルーティーンに沿ったピットインを行ったのは8番手のペトロフ。9周目の終わりにはハミルトンとマッサが続いた。マッサはコース上でハミルトンをオーバーテイクしてピットに入ったが、ピット作業で再びハミルトンの後ろとなってしまった。10周目の終わりにはウェバー、アロンソ、ロズベルグ、ニック・ハイドフェルド(ルノー)、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が同時ピットイン。ロズベルグはプライムに履き替えた。まだピットストップを行っていない可夢偉は5番手にポジションを上げた。

先頭ベッテルは11周目の終わりにピットストップを実施。これでまだピットに入っていないバトンが先頭、2番手ベッテル、3番手ウェバー、4番手アロンソ、5番手可夢偉、6番手ロズベルグ、7番手ハミルトン、8番手マッサ、9番手ペトロフ、10番手アルグエルスアリと続いている。このうち可夢偉とアルグエルスアリはプライムタイヤでのスタートで、第1スティントを長くする作戦を採っている。

先頭バトンは13周目の終わりにピットに入り、7番手でコースに戻った。同じ周に可夢偉とアルグエルスアリもピットインし、可夢偉は12番手でコース復帰。ハミルトンは14周目にロズベルグをオーバーテイクし、4番手に浮上した。可夢偉は15周目にバリチェロをオーバーテイクして11番手に上がっている。

20周目に4番手のハミルトンがピットインし、再びオプションタイヤに交換してコースに戻った。次の周には2番手ウェバーがタイヤ交換を行い、22周目にはロズベルグとハイドフェルドがピットイン。可夢偉はコース上でセバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)をオーバーテイクし、8番手に浮上。その後、2回目のピットストップでオプションに履き替えて17番手でコースに戻った。

先頭のベッテルは25周目にピットストップを行い、当然ながら先頭でコース復帰。一方、アロンソはウェバーに仕掛け、バックストレートでオーバーテイク! その後も首位ベッテルと同等のラップタイムを刻み、33周目の時点でベッテルとのギャップを8.8秒とした。34周目にピットストップを行ったハミルトンは右フロントタイヤの装着に手間取り、大きくタイムロスを喫してしまった。

40周目に先頭ベッテルがピットストップを実施し、トップでコース復帰。3番手のウェバーは46周目に最後のピットストップを行い、これを見て2番手のアロンソもそのポジションを確実なものにするためにピットイン。再び2番手でコースに戻った。ハミルトン、ハイドフェルド、マッサも同じ周に4回目のピットストップを行った。後方集団がタイヤ交換を行ったのを見た先頭ベッテルは、安全策としてもう1度ピットストップを行いトップでコースに戻っている。

最後のピットストップ後にペースを上げたウェバーは、51周目のバックストレートでアロンソをオーバーテイク! その後もウェバーはアロンソを上回るペースを維持し、残り3周となるとDRSを使用できない1秒以上のギャップを築くことに成功した。

先頭ベッテルは最後まであまりペースを緩めずにトップチェッカー! 今シーズン3勝目、通算13勝目をマークし、先頭争いをしながらリタイアに終わった昨年の雪辱を晴らした。2位にウェバーが入り、レッドブルは今シーズン初の1-2フィニッシュを達成。ベッテルとウェバーのコンビにとっては通算9回目の1-2だ。アロンソは今シーズン初の表彰台となる3位に入っている。

4位にはハミルトンが入り、ロズベルグ、バトン、ハイドフェルド、ペトロフ、ブエミ、可夢偉までが入賞圏内。可夢偉は24番手スタートから14台抜きで1ポイントをもぎ取った。これで3戦連続入賞となり、自身タイ記録に並んでいる。

マッサ、シューマッハ、スーティル、ペレス、バリチェロ、アルグエルスアリ、パストール・マルドナド(ウィリアムズ)、ヤルノ・トゥルーリ、ヘイキ・コバライネン(共にロータス)、ダンブロジオ、ナレイン・カーティケヤン、ビタントニオ・リウッツィ(共にHRT)までが完走。ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)はピットストップ後にコース上でストップし、グロックは結局レースをスタートすることができなかった。

ファステストラップを刻んだのはウェバーで、1分29秒703というタイムを48周目に残している。

第5戦トルコGPはイスタンブールパーク・サーキットを舞台として2週間後に開催される。最初のセッションとなる金曜フリー走行は20日(金)日本時間17時にスタートする予定。公式予選は21日の日本時間21時から、決勝レースは22日の日本時間21時から行われる予定となっている。

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