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ヘレステスト最終日ドライバーコメント

Kay Tanaka
2009年12月4日 « FIA、ザウバーのエントリーを受諾 | F1からの完全撤退を決めたトヨタ »

3日間にわたって行われたヘレステストが3日(木)、閉幕した。今回のテストは若手ドライバーにF1ドライブの機会を与えるものとなり、最終日は16名のドライバーが走行。トップタイムはレッドブルのダニエル・リチャードが奪っている。

メルセデス・ベンツからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦しているポール・ディ・レスタは、この日もフォース・インディアを駆って2番手タイムをマーク。「午後は1回スピンを喫してしまい、グラベルにはまって時間をロスしちゃったんだ。さらに電気系のトラブルも発生したから、少しコース脇で過ごしたよ。チームは再びプログラムを進行し、いくらか中断もあったけど成果を残せた」と満足げに語った。

同じくフォース・インディアをドライブしたJRヒルデブラントもVJM02にいくらかのトラブルを抱え、思うようなタイムをマークできなかったことに不満げだ。

「エンジンセービングモードを入れ、ニュータイヤでアタックしようとしたら赤旗になったんだ。自己ベストタイムを0.6秒上回るペースで走れていたんだから、少し不満だよ。これで先頭集団との間に差ができてしまった。もっといいタイムを刻めたことは分かっていたけど、僕らがどれだけ速く走れたか理解しているだけに、不満なんだ」

ブラウンGPを駆ったのはマイク・コンウェイとマーカス・エリクソン。チーム代表のロス・ブラウンはコンウェイの技術フィードバックを評価しているが、コンウェイとしてはテスト参加が実現したことに喜んでいる。

「この数日間、ヘレスで本当に楽しめたんだ。チームは素晴らしいシーズンを送ったばかりだし、タイトルを獲ったウイニングマシンをドライブできるチャンスが得られて最高だ。マシンのパフォーマンスを知ることができて、驚きだよ」

一方のエリクソンは、2009年全日本F3選手権でトムスと共にタイトルを手にしたことが評価され、ブラウンGPのテストに召集された。「マシンはすごく印象的だった」と語るスウェーデン出身のエリクソン。さらに「すごく速かったし、F3マシンとはブレーキパワーなどで大きな差があった。今週のテストではマシンにうまく適応できたと感じているし、成果に満足している」とも振り返っている。

一方、初日にルノーをドライブしたベルトラン・バゲットは、最終日にBMWザウバーをドライブ。「かなり燃料を積んでいたにもかかわらず、いいラップタイムを残せたからハッピーだ。マシンバランスはすごく良かったし、エンジニアと共に働くこともできた。今日学べたことについて、チームに感謝したい」とコメントしている。

ルノーはルーカス・ディ・グラッシとタン・ホー・ピン(董荷斌)を起用したが、ディ・グラッシは123周を走破。チーフレースエンジニアのアラン・パーメインは「午前中はマシンに燃料をたくさん積んで走らせ、ブレーキの作業を行った。午後にはフロントおよびリアサスペンションのテストを完了したよ。全体的には今週のテストで成功できた。チームはハードワークを重ねてくれたし、来年のマシン開発に有益なデータをたくさん収集できたのだ」と語った。

最終日もブレンドン・ハートリーとミルコ・ボルトロッティに走行のチャンスを与えたトロ・ロッソ。チーム代表のフランツ・トストはこう語っている。

「彼らは有能だし、2010年に別のカテゴリーでいい成績を残せるのであれば、2011年のF1昇格に向けていいチャンスを得られるだろう」

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