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エクレストン、人工的なウエットレースに興味

Kay Tanaka
2011年3月2日 « バーレーン振り替え、"初戦前に決定を" | グロック虫垂炎で最終テスト欠席へ »
スプリンクラーを用いて意図的にウエット状態を作り出すことがオーバーテイクにつながると考えるエクレストン © Sutton Images
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サーキットのコース脇にスプリンクラーを設置することでレース中盤に意図的なウエットコンディションを発生させるという妙案を、バーニー・エクレストンが提案した。

F1界の最高責任者であるエクレストンは、オーバーテイク増加に貢献すると考えて現行のポイントシステムに代わるメダルシステムを提案している。

エクレストンはF1公式サイトのインタビューに対し「最近のレースを見てみれば、ドライ状態のレースではコース上のラバーの問題もあって、オーバーテイクはほぼ不可能な状態であることが分かる。しかし、ウエットでは完全に異なった様相となるものだ。ウエット状態では最もエキサイティングなレースを見ることができるから、(人工的に)雨を降らせることを考えてみようじゃないか」とコメントし、こう続けた。

「人工的にウエット状態を作り出すことのできるサーキットが存在するが、そのようなシステムを他のサーキットにも設置することは簡単だろう。レース途中に"雨"を降らせるのはどうだろう? 終盤の20分間、もしくは最後の10周に降らせるのでもいい。ウエット状態にする直前に、2分間の警告タイムを設けることになるだろう。サスペンスが保証されるだろうし、誰にとっても同じ状態になる」

オーバーテイク増加を目標に掲げた最新のレギュレーション変更には、ドラッグ削減システムとして可変リアウイングを導入することでマシンのトップスピードを増加させるものがある。このシステムを作動できるのは前車とのギャップが1秒以内に入った時のみで、使える位置も各サーキットの最長ストレートの後半600m部分だけだ。エクレストンは、このシステムはチーム間の議論の的になり、危険を引き起こす可能性もあると考えているらしい。

「使用できる範囲がとても小さいため、(使用について)スチュワードが管理するのは非常 に難しいだろう。反対される可能性は必然的にある。私としても、このシステムはかなり危険に見えるのだ。コーナーに進入する段階になってもウイングが戻らず、ドライバーがダウンフォースを失ってしまったとしたらどうなるだろう? 簡単にアクシデントが起きるはずだ。注意深く見守らなければならない」

一方で2011年のタイトル争いに関しては、ここまでのテスト結果も踏まえるとレッドブルがトップに立つと推測するエクレストン。

「再びレッドブルが最高のマシンを作った様子だ。ライバルチームは開幕戦までにギャップを縮めなければならない」と述べている。

そのレッドブル内の序列については、セバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーのどちらがトップに立つかと問われ、「それはもちろんセバスチャン!」とコメントした。

またラリー参加中に大きなケガを負ったことで2011年シーズンの参戦がほぼ不可能と言われているロバート・クビサ(ルノー)について、エクレストンは厳格な姿勢だ。

「2つのテストの間に彼はラリーに挑み、アクシデントに見舞われた。私なら"よく聞くんだ。君は来週のテストに参加するのだから、その後に控える次回のテストに参加するには疲れすぎてしまうだろう。だからチームメイトやリザーブドライバーにテストを担当してもらえばいい"と言っていただろうね。彼がラリーに挑むチャンスを得るべきだったかって? 私はそうは思わない」

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