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ティルケを批判するスチュワート卿

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2011年3月1日 « 新タイヤはトップチームに不利 | 可夢偉、「各装置の効果は定かじゃない」 »
スチュワートの現役時代は今よりはるかにサーキットは危険だった。だが今ではドライバーに甘すぎると3度の王者は指摘する © Sutton Images
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3度の世界王座を手にしたジャッキー・スチュワート卿はオーバーテイク不足の原因として、F1の新しいサーキットを挙げた。

『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』のコラムで彼は、ミスをしたドライバーが広大なランオフエリアに助けられるのではなく、それなりの代償を払うべきだと主張。昨年のアブダビ最終戦を例に出し、フェルナンド・アロンソはロシア人ルーキーのヴィタリー・ペトロフをパスできなかったものの、オーバーテイクに失敗しても彼自身のポジションが変わらなかった点を指摘した。

「アロンソはヤス・マリーナでルノーのオーバーテイクを試み、4回コースオフした」とスチュワート。「信じがたいことに、それでも後ろにいたマーク・ウェバーはアロンソの前に出られなかった。ランオフエリアの手入れが入念過ぎて、障害物もないため、アロンソは大きなミスを犯したにもかかわらず、ポジションを維持することができた。これは明らかにおかしい」

この問題はヘルマン・ティルケ設計サーキットの特徴的だとスチュワートは言い、ショーを改善するためには多様性が必要だと述べた。

「私はゴルフが大好きだが、世界の名だたるゴルフコース――セント・アンドリュース、ペブルビーチやオーガスタ――にはすべてグリーンのフェアウェイと砂のバンカーがある」とスチュワートは理論を展開。「飛距離を出せる者向きのコースもあれば、精度が重視されるコースもある。だがどこもそれぞれが独自の特徴を持っている。何より、私が挙げた例の中で同じ人間が設計したものはない」

現行のサーキットを改修することが解決策につながるとスチュワートは述べた。

「ドライバーがラインを外したらそれなりのペナルティを受けるようにティルケはコーナーを修正したらどうだい? あるいはランオフエリアの表面でトラクションがかからないようにし、コースオフしたドライバーが不利になるよう、あるいはその後続がパスできるようにしたらどうだ?」

このアイデアは安全性をある程度犠牲にすることになる。引退以来、安全性向上を熱心に訴えてきたスチュワートだが、それでも彼は改善が必要だと強調。

「安全性も大事だ。だが、免責の乱用はまた別の問題だ」と付け加えた。

マーク・ウェバーは『Twitter(ツイッター)』を通して彼に賛同した。「実に的を射ている」

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