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メディアからFIAやトッドへの批判噴出

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2011年2月22日 « 今季はトロ・ロッソが台風の目? | "レッドブルが速いのは事実"とマッサ »
トッドのリーダーシップのなさに失望の声 © Sutton Images
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イギリスのジャーナリストたちの間で、バーレーンGP中止に至るまでのジャン・トッドのリーダーシップ不足に強い批判の声が出ている。

バーレーンで民衆蜂起が始まった当初、FIA会長のトッドはアイルランドを訪問中に"過剰反応"はしないと記者たちに語り、"現段階で必要以上に懸念する理由はない"と主張していた。

しかし、平和的だったデモ隊とバーレーン治安部隊がやがて激しく衝突するようになり、開幕戦の中止を求める声が高まったにもかかわらず、FIAとトッドは沈黙したままだった。

最終的に21日(月)夜になってバーレーン王室からレース中止が発表され、FIAはわずか3段落の短い声明で"その決定を支持する"と表明した。

またその中ではレースが2011年中に開催されるかどうかの決定権は、パリを拠点とする同連盟にあると明記されていた。

イギリスのジャーナリストたちは不満をあらわにする。

『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』のトム・ケアリー記者は、"スポーツ運営団体として方向性がまったくみえない"と述べた。

『Twitter(ツイッター)』を通して『The Times(タイムズ)』紙のケビン・イーソンも同調した。「FIAのあまりのリーダーシップのなさには驚くばかり。こういう時にマックス(モズレー)はなぜいないんだ?」

『Mirror(ミラー)』紙のバイロン・ヤングは、FIAの公式声明が"遅きに失し"たうえに"見当違い"であると述べた。

イーソンもうなずく。「FIAからのプレスリリースが今頃来たよ。生きてたのか!」

『Press Association(通信協会)』でF1を担当するイアン・パークスは声明を受け取った後、こうツイートしている。「やっとFIAが口を開いた」

今回の経緯についてFIAは"役立たず以下"だったとヤングは酷評し、こう続けた。「マックス・モズレーには批判すべき点が多くあり、その痛手を被った。だが彼はいいリーダーだったよ」

「トッドはここまでミスター透明人間だ」

最近の"痛いほどのパリの沈黙"から想像するに、トッドの後ろ向きな姿勢には1つの説明が考えられるとケアリーは述べた。

トッドと"バーレーンとの関係はとりわけ繊細なもの"だ彼はいう。「バーレーン王室とFIAのジャン・トッド会長との間には密接なつながりがある」

ケアリーは国王の次男がFIAの世界モータースポーツ評議会のメンバーであることを指摘し、"2008年のトッドの選挙で重要な役割を果たした"と明かす。

さらに、バーレーンの皇太子は「ニコラス・トッド――ジャン・トッドの息子――の(GP2)チーム株主である」とのことだ。

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