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バトン襲撃は誘拐の可能性?

M.S.
2010年11月8日 « ヴァージン残留を明言しないグロック | マルドナド、HRTのテストにも参加 »
襲撃について質問攻めに合うバトン © Getty Images
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6日(土)にサンパウロで襲撃されたマクラーレンのジェンソン・バトンは誘拐の対象だったのかもしれないとジャッキー・スチュワート卿は語る。

インテルラゴスからモルンビのホテルへの帰路にあったバトンの車が6名ほどの銃で武装した集団に囲まれたとのニュースに、日曜日のF1パドックは衝撃を受けていた。

特殊な訓練を受けた警察のドライバーが往来を突破して攻撃を避けたものの、世界チャンピオンに3度輝いたスチュワートはこの襲撃が財布や腕時計などを狙うものではなかったのではないかと懸念する。

「麻薬の総締めはわざわざ殺人を犯したりはしないが、裕福な多国籍企業に関連する人物を誘拐することがある。ジェンソンのケースでは、"Vodafone(ボーダフォン)"や"Mobil(モービル)"がそれにあたる」とスチュワートは語った。

50年前には、キューバで当時のワールドチャンピオンだったファン・マヌエル・ファンジオが銃で脅されて誘拐され、24時間拘束された。

襲撃時にバトンの車に同乗していた父のジョンは、この襲撃が無作為なものではなかったとの恐れを抱いていると認める。また、日曜日には、襲撃者たちが犯行の直前にバトンの周辺の人物がサーキットを離れたとの知らせを受けたのではないかとうわさされていた。

「本当に不気味だった。私たちはとても小さなメルセデスのコンパクトカーの中にいて、彼らが中を見ることはできなかった」とバトンの父、ジョン・バトンはコメント。

「彼らが誰かを待ち受けていたかのように見えたので、少し心配している」

今年インテルラゴスで起こったセキュリティーの問題はバトンの件だけではない。フォトグラファーの一団がカメラを盗まれ、あるラジオのプロデューサーは財布と車のキーを奪われている。また、地元出身のルーカス・ディ・グラッシ(ヴァージン)でさえ強盗にあったという。

「男が車に近づいてきてベルトから銃を抜いた。僕は腕時計を渡したんだ」とディ・グラッシは説明する。

日曜日の夜にブラジルを出発したバトンが安堵しているのは確かだろう。レース前、バトンは次のように語っていた。

「それで判断しようとは思わないけどね。素晴らしいサーキットで、いい思い出もたくさんある。だけど、僕は今夜帰るよ」

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