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  • ブラジルGP - 予選

王者候補者を抑えてヒュルケンベルグが初ポール!

M.S.
2010年11月6日 « 雨のインテルラゴスでクビサがトップに | ルノーとコスワース、2013年エンジンにもの申す »
初のポールポジションを獲得したヒュルケンベルグ © Sutton Images
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タイトル争いの重要な局面を迎える中、2010年F1世界選手権第18戦ブラジルGP2日目は雨の中で幕を開け、舞台のインテルラゴス・サーキットで日本時間7日(日)深夜1時から予選が行われた。

今季2戦を残して王者の称号を手に入れる可能性があるのは5名のドライバー。青空が広がった初日は2回のフリー走行ともチャンピオン候補の一角をなすレッドブルのセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーが1-2を決めている。ランキング首位に立つフェラーリのフェルナンド・アロンソが金曜午後のセッションでレッドブル勢に次ぐ3番手に入り、マクラーレンはルイス・ハミルトンが4番手、ジェンソン・バトンが7番手で初日を終えた。

明けて土曜日に実施されたウエットコンディションのフリー走行ではルノーのロバート・クビサがトップタイムを記録。2番手以降にベッテル、ハミルトン、マッサ、アロンソと続き、バトンはやや遅れて9番手タイムを残している。

雨は止んだものの、路面は濡れた状態のまま予選に挑むことになった各陣営はセッション中の降雨を懸念してQ1がスタートする前からピットレーンにマシンを並ばせ、オープンと同時に全車がコースへと飛び出していった。

混み合うサーキットでレッドブルコンビがタイムシートの最上部を独占するも、アロンソがわずかな差でそれを上回る。しかし、タイムを大きく更新したベッテルがトップを奪還し、ベッテル、アロンソ、ハミルトン、ウェバー、ウィリアムズのニコ・ヒュルケンベルグが上位に並んだ。

Q1終盤にはウェバーがチームメイトを抑えて最速タイムを塗り替える。レッドブル勢を除く22台がいつ来るか分からない雨を警戒しつつタイムアタックを続行。土曜フリー走行を制したクビサが3番手につけ、BMWザウバーの小林可夢偉が4番手に飛び込んだ。

最終的には1分18秒983をマークしたアロンソがトップに立ち、2番手ウェバーからベッテル、クビサ、可夢偉がトップ5に名を連ねている。

Q1でノックアウトされたのは18番手のエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)以下、ティモ・グロック(ヴァージン)、ヤルノ・トゥルーリ、ヘイキ・コバライネン(共にロータス)、ルーカス・ディ・グラッシ(ヴァージン)、クリスチャン・クリエン、ブルーノ・セナ(共にHRT)の7名。

15分のQ2が始まる前には一部で軽い雨が降り出した。ゴーサインと同時に順次コースインした各車が徐々にペースを上げていき、トップタイムは地元出身のベテラン、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)からベッテル、ウェバーへと目まぐるしく変わっていく。

セッション中盤にはウェバー、クビサ、ベッテル、バリチェロ、ハミルトンが上位につけ、バトンとアロンソもQ3進出圏内。一方で2年ぶりの母国グランプリを迎えているマッサはノックアウトゾーンから抜け出せない。

上位勢もガレージに戻ることなく残り時間をフル活用してアタックに臨み、マッサは最後の最後に粘りの走りでラップをまとめて10番手に浮上。これにより厳しい状況から何とか王座死守を目指すバトンが11番手に押し出され、Q3への切符を逃した。

Q2の最速タイムはウェバーが記録した1分18秒516。ウェバーをはじめベッテル、クビサ、ハミルトン、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、バリチェロ、ヒュルケンベルグ、ヴィタリー・ペトロフ(ルノー)、マッサがQ3にコマを進める。

11番手のバトン以下、可夢偉、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、ハイメ・アルグエルスアリ、セバスチャン・ブエミ(共にトロ・ロッソ)、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)の順位がここで確定した。

Q3が始まったときには小雨も止んでいたが、10名のドライバーはQ1、Q2と同様にインターミディエイトタイヤを装着して始動。アロンソが刻んだトップタイムをウェバー、ハミルトンが更新し、ベッテルはハミルトンに次ぐ2番手につけて1回目のアタックを終えた。改善した路面コンディションがドライタイヤに適していると判断した各チームはオプションタイヤを履かせて最後の勝負に送り出す。

先陣を切ってドライタイヤに交換したクビサはスピンを喫するものの、その後にコースに入ったヒュルケンベルグが好ペースを見せ、雨天用のタイヤでハミルトンが残したタイムを大きく上回ってトップに踊り出る。

上位勢のタイムは1分15秒台に突入し、まずはハミルトンが、続いてアロンソがヒュルケンベルグのタイムを更新した。しかし、チェッカーフラッグ寸前にラストアタックに入ったヒュルケンベルグが驚異の1分14秒470をたたき出し、デビューイヤーにして初めてのポールポジションを勝ち取った。

2番手と3番手にはベッテルとウェバーのレッドブルコンビが並ぶ。4番手からはハミルトン、アロンソ、バリチェロ、クビサ、シューマッハ、マッサ、ペトロフが予選トップ10に入っている。

ブラジルGP決勝レースは日本時間8日(月)深夜1時スタート予定。決勝日はドライコンディションが予想されている。決勝レースもお楽しみに!

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