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まだ交渉を始める時じゃないとハミルトン

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2020年8月7日 « 人種差別主義者と呼ばれるのは不本意と憤るルクレール | ヒュルケンベルグが再度代役、ペレスは再び陽性結果 »
© Clive Mason - Formula 1/Formula 1 via Getty Images
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ルイス・ハミルトンは人々が新型コロナウイルスのパンデミックによって職を失っている今、メルセデスとの新契約について交渉を開始するのは気が進まないという。

ハミルトンの契約は今シーズン末で切れることになっており、年内には新たな複数年契約にサインするものと思われている。メルセデスは6日(木)、バルテリ・ボッタスと2021年までの新契約を発表した。しかし、まだ自身の交渉を進める準備はできていないとハミルトンは述べた。

「正直、今が正しい時期だとは思えないんだ・・・世界中で本当に大勢の人々が仕事を失い、失業しているって時に・・・大きな契約を話し合うなんて。今この瞬間に自分が時間を費やすべき最も重要なことがそれだとはどうしても思えないんだ」と週末のF1 70周年記念GPを前に彼は述べた。

「実のところ、僕はこのチームで続けたいと持っているし、話し合ってそれを終わらせるのに大した労力はいらないだろう。ただどうしても僕の気が進まないんだ。もう少しだけ待ちたい」

メルセデスの親会社であるダイムラーは昨年、コスト削減のため2022年までに1万人の従業員を整理すると述べており、パンデミックによってその数字は増えると予想されている。ハミルトンはワールドチャンピオンチームと急いで契約するつもりはないと言い、今はそれよりもF1とメルセデス内部の多様性を広げることにエネルギーを注いでいると述べた。

「(メルセデス以外)他に誰とも話していないよ」と彼は付け加えた。「僕たちがこれからいかに学び、多様かつ包括的に前進するために何ができるのか、チームと新たなチャプターを続けるのを楽しみにしている」

「メルセデス・ベンツとこのチームとで前進しながら何ができるかを考えると、すっごくワクワクするんだ。どこかの段階で契約はされる。ストレスは感じていない」

F1の人種差別反対運動で指揮を執るハミルトンは、スポーツの多様性を広げる重要性を常に説いてきた。今年末までに最多記録と並ぶ7度のワールドチャンピオンシップ獲得を目指す彼は、世界中で起きているさまざまな出来事によって2020年の重要性はすでにはっきりしたと述べた。

「今起きている全てのことによって、僕の今までの人生で最も重要な意味を持つ年になったと思う」と彼は言う。「本当に特別な年だと思うし、それを軽く受け止めてはいない」

「どこからモチベーションが出てくるのって人に聞かれるけど、インスピレーションを受け、インスパイアされることはいくらでもあると思う。こんな時にチャンピオンシップを戦えることはエキサイティングだし、それに続いて何か変化があるかもしれないと思えば、力を与えられる」

彼はさらに付け加えた。「F1はすごくクールなスポーツだよ。とりわけ今はスポーツとして目覚めようとしているところだ。多様性と包括性を得るためにもっとプッシュしなきゃ。僕はたぶん、その部分に一番誇りを感じているんだと思う。他の何よりもね」

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