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FIAがレーシング・ポイントのブレーキダクトを調査へ

Jim
2020年7月13日 « ルノーがレーシング・ポイントの合法性に異議申し立て | 表彰台の真ん中で拳を突き上げたハミルトン »
© Joe Klamar / various sources / AFP
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ライバルチームのルノーが抗議を申し立てたことを受け、モータースポーツ統括団体であるFIAはレーシング・ポイントのマシンからブレーキダクトを押収し、メルセデスに2019年型マシンの該当コンポーネントを提出するよう要請した。

レーシング・ポイントはシーズン第2戦シュタイアーマルクGP決勝レースを6位と7位で終えているが、ルノーはレーシング・ポイント車が特定のパーツに関して独自の設計および製造でなければならないとするレギュレーションに従っていないとして、このリザルトに意義を申し立てている。

リスト外パーツとして知られる一部のコンポーネントはライバルから購入することが認められているものの、マシンの空力的表面をはじめ、今年初めて含まれたブレーキダクトなどリストパーツについてはチーム独自の設計でなければならない。

レーシング・ポイントは昨季の覇者であるメルセデスからインスピレーションを得て今年のマシンを作ったことを否定していないが、設計がチーム独自の知的財産であることを証明できると主張し続けている。しかしながら、焦点がブレーキダクトに当てられ、FIAがメルセデスの旧型車から同じコンポーネントを入手するために要請したことを踏まえると、ルノーはレーシング・ポイントがその部分に関連するレギュレーションに違反していると考えているようだ。

決勝レースを終えてルノーとレーシング・ポイントから聴取したグランプリスチュワードは、ルノーの抗議を認め、FIA技術部門に対して両方のマシンからフロントおよびリアのブレーキダクトを押収するよう要請した。

スチュワードは声明で「FIA技術部門の代表者に詳細分析の実施に備え、カーナンバー11および18の関連するパーツを封印、押収するよう命じた。技術部門代表者にはさらに、調査結果に冠する詳細レポートを提出するとともに、それらの調査結果と今回の抗議で概説された容疑のかかる違反を比較した評価を含めるよう命じられている」と説明している。

「技術部門代表者はスチュワードの名の下、それらの評価を実施するにあたり、ルノーDPワールドF1チーム、BWTレーシング・ポイントF1チーム、メルセデスAMGペトロナスF1チームの代表者を含む外部の技術協力を要請できるものとする。加えて、スチュワードはメルセデスAMGペトロナスF1チームに対し、検査のため、メルセデスAMGペトロナスF1チームが2019年シーズンに使用したメルセデスAMG F1 W10 EQ Power+のフロントおよびリアのブレーキエアダクトをFIA技術部門に提出することを命ずる」

「今回の抗議を評価する次の会合日程を決めるため、評価の提出可能な日程が分かり次第、FIA技術部門代表者はスチュワード代表に連絡を取るものとする」

レーシング・ポイントはメルセデス製のエンジン、ギアボックスとアウトボードサスペンションコンポーネントを使用しており、これはレギュレーションで認められたリスト外パーツの購入にあたる。また彼らは2チーム間の合意により、メルセデスの風洞を使ってマシン開発を行っている。

プレシーズンテスト中、チーム代表のオトマー・サフナウアーは今年のチームの設計方針を擁護していた。

「皆、われわれがメルセデスをコピーしたと言うが、これ(設計)はわれわれ独自のものだ」と彼は述べた。「われわれ自身が設計し、われわれ自身が開発した。われわれ独自の風洞モデルだ。われわれ独自のコンセプトだ。もちろん、速いものは参考にするよ。そしてこう考えた。あれは速い、われわれにも同じことができる、とね」

「レッドブルを見て、ハイレーキコンセプトを採用した時と何ら変わらない。だが、開発は独自に行っている」

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