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  • オーストリアGP - 土曜フリー走行

1-2のメルセデスにフェルスタッペンが続く

Jim
2020年7月4日
© Joe Klamar / various sources / AFP
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2020年FIA F1世界選手権第1戦オーストリアGP土曜フリー走行が4日(土)に実施され、メルセデスのルイス・ハミルトンが最速タイムを記録した。

初日はダンプ路面でスタートするなど若干コンディションが悪かったものの、タイムシート上位につけたのは下馬評通りメルセデスだ。ハミルトンが2回のフリー走行を通してトップタイムを刻み、バルテリ・ボッタスが2番手につけている。初回セッションこそレッドブルのマックス・フェルスタッペンがメルセデス勢に続いたが、後半のフリー走行ではレーシング・ポイントのセルジオ・ペレスがその座を奪い、パドックの注目を集めた。

グランプリ2日目を迎えて晴れ間が広がるレッドブル・リンクは気温21.7度、路面温度43.5度、湿度42%のドライコンディションで土曜フリー走行がスタートする。マクラーレンのランド・ノリスが先陣を切り、ハースF1やアルファ・タウリの面々が後に続くも、それぞれにインストレーションラップを終えてピットに帰還。その他のドライバーは動かず、数分後にシステムチェックを終えたマクラーレンのカルロス・サインツが1分06秒307を記録した。

サインツはピレリがシュピールベルクに持ち込んだC2からC4のドライタイヤのうち、ミディアムにあたるC3のコンパウンドを履いてプログラムに取り組んでいる。通常ならドライバーごとのタイヤ配分はチームが選択するが、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響を受ける今年は全ドライバーが共通の割当となっており、ハードが2セット、ミディアムが3セット、ソフトは8セットが供給されている。

サインツが周回を重ねる中、他陣営が動き出したのはセッションが始まって15分が経過した頃。ミディアムもしくはソフトのタイヤを履いたドライバーたちが次々にコースに向かい、5分後には全車がインストレーションラップを完了した。8周を走ったサインツがガレージに引き上げた一方、コース上ではタイム計測に入った各車がタイムシートに名を刻み、柔らかいコンパウンドを試すフェラーリのセバスチャン・ベッテルが1分05秒159の最速タイムをマークする。ただ、それをハミルトンが0.019秒上回ってトップに浮上した。

その直後、ウィリアムズのルーキードライバー、ニコラス・ラティフィが黄色い縁石――通称ソーセージカーブ――につかまり、タイヤウオールにぶつかって停車を余儀なくされる。フロントウイングを失ったウィリアムズマシンを撤去するため、黄旗から赤旗に変わり、セッションは一時中断した。幸い、ラティフィにケガはないようで自力でコックピットを離れている。

中断から約9分後にセッションが再開され、多くはそれまでの走行で使用していたユーズドタイヤを履いて出陣するも、フェラーリは新しいソフトタイヤを投入してドライバー2人を送り出した。フレッシュタイヤを手に入れたフェラーリコンビはともにベストタイムを更新しており、1分04秒703を刻んだシャルル・ルクレールがトップ、0.148秒遅れたベッテルのポジションは2番手のままだ。

しかしながら、メルセデスがソフトタイヤを投入すると、ハミルトンは1分04秒130、ボッタスが0.147秒差のタイムを残してタイムシート上位を独占。トップに返り咲いたハミルトンと3番手に下がったルクレールのギャップは0.573秒あり、ベッテルは0.7秒以上離されている。

メルセデスとフェラーリに次ぐ3番手チームの位置にはルノーのエステバン・オコンとダニエル・リカルドがトップから0.9秒ほど遅れて5番手と6番手に並んでいたが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが自己ベストを更新して3番手に浮上。相棒のアレックス・アルボンも1分04秒台に乗せて5番手に飛び込んだ。

トップ3チームの後方は今年も激しい競走が予想されている通り、1,000分の1秒を争う大混戦が繰り広げられる。しかし、その中で初日から好調をアピールしていたレーシング・ポイントのセルジオ・ペレスが4番手タイムを記録して他を引き離すと、上位マシンの3台を食うペースを発揮した。

それでも、メルセデス勢を上回る陣営はなく、ハミルトンとボッタスがこれまでのセッションをすべて1-2でまとめ上げ、3番手にフェルスタッペン、ペレス、ルクレール、アルボン、ベッテル、ランス・ストロール(レーシング・ポイント)、ピエール・ガスリー(アルファ・タウリ)、ノリスがトップ10に名を連ねた。

アルファ・タウリのダニール・クビアトは14番手、チームメイトのガスリーとは0.341秒のギャップだ。

接近戦が予想されるオーストリアGP予選は日本時間22時にスタートすることになっている。

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