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リバースグリッドは見送りでもフォーマット改正に前向きなF1

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2020年6月3日 « ドライバーに感染者が出ても中止には至らないとケアリー | ベッテルはメルセデスの選択肢に入っているとウォルフ »
© David Davies/PA Images via Getty Images
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今年の一部グランプリでリバースグリッドを使った予選レースを採用することは見送られたが、レース週末で実験的なものを試すことについてはまだオープンな考えを持っているとF1は言う。

新しく発表されたヨーロッパ内のスケジュールではオーストリアとイギリスで同じサーキットでの連戦が組まれており、そうした会場の2戦目で視聴者を楽しませることを目的としてある提案がなされていた。

それは日曜日のグリッドを決める通常の予選フォーマットを30分間のレースに置き換えるというアイデアで、その予選レースのスタート順をチャンピオンシップの逆順で決めるというものだった。予選レースでポイントは付与されないが、理論上は決勝レースで良いスタート位置を得るために、最速のマシンが自力で上方へと道を切り開かなくてはならないことになる。

このアイデアは大多数のチームから支持を集めたが、ワールドチャンピオンのメルセデスは一貫して反対を続けた。全会一致での同意が得られなければ、今季のレギュレーションを変えることはできない。しかし、スポーツは今でも実験的なアイデアの採用にオープンな考えだとチェイス・ケアリーCEOは主張した。

「ここ数年、われわれはスポーツの栄誉、スポーツを偉大にしたものに敬意を払った上での変更を考えるべきではないかと議論してきた。そうしたものを守りながら、ファンの体験を高められる変更はないものかと考えている」とケアリーはF1公式サイトに語った。

「コロナ禍の中で、その内のいくつかについてこの2戦(オーストリアとイギリスのダブルヘッダー)で検討した。そのうちの1つであるリバースグリッドについては公表されている通り、全チームが納得するには至らなかった。この短時間で変えるためには全会一致の同意が必要だった」

F1は"ギミック"の導入には慎重だが、将来的な変化を自動的に除外することはないとケアリーは言う。

「われわれはほぼリアルタイムでシーズン中に変化しているが、アイデアについては検討を続ける。それらがギミックでないことを確認したい。これは偉大な歴史を持つ偉大なスポーツで、偉大なヒーロー、偉大なスター、非常に優れたドライバーや個人のいるスポーツだ。そのため、ある程度は全てを尊重したいと思っているが、だからといって何かを変える方法を一切探さない状態にはしたくない」

「ある意味、今まで類を見ない今シーズンは何かを試す機会をいつもより与えてくれている。レースに加えられる本格的な可能性がなければ、そうしたものを試すことはない。常にチャレンジは続けたいし、スポーツを良くするために他にできることはないかを考えていく」

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