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F1は7月5日(日)に決勝レースを開催するオーストリアのレースを皮切りとした2020年シーズン序盤の8戦の日程を公表した。

すでに、2020年のF1カレンダーに予定されていた開幕からの10戦は新型コロナウイルスの世界的大流行によって中止あるいは延期が決まっており、F1は残り少なくなった2020年に可能な限り多くのレースを開催すべく日程の調整を余儀なくされている。

今回、発表されたのは10週間にわたり、6カ所で開催されるヨーロッパラウンドの8戦のみ。年間15戦ないし18戦を見込んだアジアとアメリカの各レースを含む残りのカレンダーについては後日発表される予定だ。

また、F1は「現時点で」序盤のレースは無観客で行われると「予想」しているものの、安全が確保できるようになれば観客のサーキット観戦を歓迎したいとも明かしている。

カレンダーにできるだけ多くのレースを組み込むにあたり、カレンダーの序盤戦となるレッドブル・リンクとシルバーストーン・サーキットのレースはそれぞれ2回の週末にまたがって2戦が開催される。各グランプリの差別化を図るため、開幕戦となるオーストリアGPに続く第2戦はシュタイアーマルクGPと呼ばれ、シルバーストーンでの2戦目は1950年に同地で初めてF1レースが開催されてから70年を迎えることから、F1 70周年記念GPと名付けられた。

発表された2020年F1カレンダーは以下の通り。

7月3日-5日:オーストリアGP(オーストリア、レッドブル・リンク)
7月10日-12日:シュタイアーマルクGP(オーストリア、レッドブル・リンク)
7月17日-19日:ハンガリーGP(ハンガリー、ハンガロリンク)
7月31日-8月2日:イギリスGP(イギリス、シルバーストーン)
8月7日-9日:F1 70周年記念GP(イギリス、シルバーストーン)
8月14日-16日:スペインGP(スペイン、カタロニア・サーキット)
8月28日-30日;ベルギーGP(ベルギー、スパ・フランコルシャン)
9月4日-6日:イタリアGP(イタリア、モンツァ)

F1のCEOであるチェイス・ケアリーは「この数週間、可能な限り最も安全な方法でレース活動を再開できるよう、2020年カレンダーの改定に向け、すべてのパートナー、FIA、各チームらと懸命に取り組んできた。本日、カレンダーの序盤8戦にあたるレースを公表できることをうれしく思うとともに、まもなく、カレンダーの完全版を公表できることを楽しみにしている」とコメントした。

「F1にご協力くださったすべてのプロモーター、パートナーの皆さまに感謝したい。現時点で今シーズンはレース会場にファンの姿のない状態で進めていくことになると予想しており、この先数カ月を通して、安全が確保できるようになったあかつきにはファンを迎えられる状況になることを願っているが、F1の復活は世界中のスポーツファンに歓迎されると信じている」

F1のレース活動再開計画の一環として、新型コロナウイルスの感染率を最小限に抑えるため、各チームは各グランプリに同行させる人数を80名に制限するほか、サーキットでは各人の距離を保つことになっている。加えて、パドックの関係者はレースに向かう前にウイルス検査を受け、到着後は定期的に検査を受ける予定だ。一般の人との接触を制限するため、チャーター機で移動するとともに、サーキットから車で移動できる距離にある貸し切りのホテルに宿泊する。

レース運営に重要なマーシャルもまた、感染率を最小限にするため、小規模のグループで活動することになる。

今後のスケジュールについては後日に明かされるが、すでにバーレーンとアブダビがカレンダーラストの2戦になることが予定されており、必要であればグランプリ数を確保できるよう、ダブルヘッダーとして組まれる可能性も残されている。

F1のサポートレースとして開催される2つのシリーズ、F2およびF3もF1の新スケジュールと同じ日程で開催される。

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