News

  • メルセデス

メルセデスのF1撤退報道は「根拠のない無責任な憶測」

Jim
2020年5月29日 « ベッテルのF1残留は「分からない」とグロージャン | ルノーがF1残留を表明 »
© Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images
拡大

メルセデスの親会社であるダイムラーは、ドイツ国内で来年にもアストン・マーティンのオーナー、ローレンス・ストロールにF1チームを売却する計画があるようだと報じられたことを受け、F1撤退の計画はないと否定した。

『Auto Bild(アウト・ビルド)』や『F1insider.com』は、メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフがチームの株式30%を維持する一方で今年に運営責任者の職務を退き、ダイムラーの持つ株式をローレンス・ストロールが取得すると報道。さらに、先ごろアストン・マーティンが元AMG経営トップのトビアス・ムアースを新たな最高経営責任者に任命したことを引用し、この動きが、すでに5%の株式を保有するアストン・マーティン株の保有率を上げるのと引き換えに、メルセデスF1チームを引き渡すというダイムラーの思惑と重要な関連があるとも伝えている。

しかしながら、報道されてから24時間と経たずしてダイムラーは声明を発行し、今回の報道に終止符を打った。

「根拠のない無責任なF1撤退の可能性に関する憶測が続いていますが、F1は新型コロナウイルスの世界的流行に適切な対応を取るとともに、将来の財政的な持続性についても対応しており、弊社はこれらの取り組みを歓迎しています」

「メルセデス・ベンツのワークスチームとしてこの先もF1で競争し続けること、そしてそれをマネジングパートナーであるトト・ウォルフと共に遂行していくことを明言いたします」

メルセデスとウォルフがアストン・マーティンと関連付けて報じられるのは今回が初めてではない。ムアースのCEO就任やレーシング・ポイントをリブランディングすることでアストン・マーティンの名前をF1に復活させようとするローレンスの計画に加え、最近、ウォルフがアストン・マーティンに投資したことで憶測がさらに加速した格好だ。ウォルフは最終的にアストン・マーティン株を0.95%取得している。

しかしながら、ウォルフは今回の投資が「個人的なもの」であり、「F1とは関係がない」と、少なくとも1月にはそう主張していた。メルセデスもまた、F1離脱を伝えた報道を否定している。

© ESPN Sports Media Ltd.