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モナコのバーチャルGP、ラッセルが独走からの優勝

ESPN Staff
2020年5月25日 « 政府の新方針で免除されず、7月のイギリスGP開催は困難か | イギリスGP実現に希望の光 »
© Charles Coates/Getty Images
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24日(日)、狭い市街地のサーキットでライバルドライバーたちが大惨事を引き起こす中、ウィリアムズのジョージ・ラッセルが2位と39秒差をつけてバーチャルなモナコGPで圧勝した。

本物のF1モナコGPはこの週末に開催されるはずだったが、新型コロナウイルスのパンデミックによって中止を余儀なくされ、代わりにこのイベントが開催された。

バーチャルで行われたモナコGPはF1がこの試みを始めた3月以降、これまでで最も多くの現役F1ドライバーが参戦したeスポーツイベントとなり、8名がグリッドについた。しかし、ルノーのF1 eスポーツデビュー戦を担ったエステバン・オコンは自宅からの接続トラブルに見舞われ、ほとんど画面に映っていない。

最初のコーナーでトップに立ち、後続車を大きく引き離した時点でラッセルの勝利は確実となった。ライバルたちが早めにピットインし、トラフィックに巻き込まれながらコースに復帰する中、ラッセルは単独トップで順調に進み、リードを大きく広げた。序盤はフェラーリで走るシャルルとアルトゥールのルクレール兄弟に苦戦を強いられたが、2人は早めのピットインを選んだために優勝争いから離脱してしまう。

今年初めにF1 eスポーツレースで2度優勝しているシャルル・ルクレールは3位でフィニッシュ。メルセデスのリザーブドライバーであるエステバン・グティエレスは2ストップ作戦でフィールドを抜け出し、ラスト2周目、トンネルから出てきたところでフェラーリをはねのけて2位を獲得した。

メルセデスのドライバーであるバルテリ・ボッタスはこの日F1 eスポーツでのデビューを果たしたが、1周目にアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィとのインシデントでスピン。最後方に下がって39周を走り、11位に終わった。他のライバルたちほどこのゲームに興味を持っていなかったと、イベントに先立ってボッタスは認めている。

「このゲームにかなりの時間をかけている人もいるけど、僕はそこまで頻繁にやっていないよ。実生活の方が忙しかったから」とボッタスは話す。

モンテカルロ市街地サーキットではおそらく今年開催されたどのバーチャルGPよりも、オンラインレースの限界が浮き彫りになった。日曜の夜、狭い市街地のサーキットでクルマは頻繁に壁やお互いに接触していたがダメージを受けることはなく、結局のところ、失うものがなにもないことが強調される形となった。マクラーレンのランド・ノリスはこのレースを"wall-bang central"(シューティングゲームで壁の間から狙撃するテクニック)に例えた。

アーセナルのキャプテン、ピエール・エメリク・オーバメヤンのF1 eスポーツのデビューは16位で、13位となったレアル・マドリードのゴールキーパーでF1 eスポーツの常連であるティボー・クルトワには3つ差をつけられている。

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