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フランスGPが中止に、開幕は早くても7月

M.S.
2020年4月27日 « オンラインで素顔を見せるルクレール | 夏の開幕に自信を深めるF1 »
© Charles Coates/Getty Images
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新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けてフランスGPが中止され、F1シーズンの開幕は早くても7月まで待たれることとなった。

今月初め、エマニュエル・マクロン大統領は現在の新型コロナウイルスのパンデミックを受けて公的なイベントの禁止を7月中旬まで引き延ばす可能性に触れていた。フランス南部に位置するポール・リカール・サーキットは6月28日(日)に決勝レースを行うことになっていた。

現時点でシーズン開幕の舞台となる可能性があるのは7月5日(日)決勝のオーストリアGPだ。レッドブル・リンクは無観客でのレース開催に望みをかけている。

当初は仮設滑走路を持つポール・リカールにも無観客試合によってシーズンをスタートさせる期待が持たれていた。しかしながら、F1レース開催に必要な人員の多さを踏まえ、オーガナイザーは不可能だと判断している。

サーキットの代表を務める元マクラーレンレーシングディレクターのエリック・ブーリエは「Covid-19ウイルス(新型コロナウイルス)の被害拡大に伴う状況の進展を踏まえ、フランスGPはわれわれのイベントを持続するのは不可能としたフランス政府の判断を受け止めた」と述べた。

注意はすでにこのサーキットでの2021年のレースに向けられたとブーリエはつけ加えている。

延期、もしくは中止が発表されたレースはこれで10件目となる。F1は後半戦に延期されたレースを盛り込んで18戦から19戦のカレンダーを組みなおすことに関心を向けている。

これまでF1カレンダーが受けた影響は下記のようになっている。

決勝日:グランプリ名(状況)

3月15日:オーストラリアGP(中止)
3月22日:バーレーンGP(延期)
4月3日:ベトナムGP(延期)
4月19日:中国GP(延期)
5月3日:オランダGP(延期)
5月10日:スペインGP(延期)
5月24日:モナコGP(中止)
6月7日:アゼルバイジャンGP(延期)
6月14日:カナダGP(延期)
6月28日:フランスGP(中止)

開幕から10戦の開催が中止、もしくは延期されたのを受け、シーズン開幕戦になる可能性があるのは7月5日(日)決勝のオーストリアGPとなった。

オーストリアはここ最近でロックダウンの状態を緩めて多くの店舗の営業を再開しており、状況が許すならば5月半ばまでにレストランとホテルの再開も検討する予定だという。オーストリアはイタリアのロックダウン実施に最初に続いた国々の一つであり、今は新型コロナウイルス感染者数の上昇カーブを平らにできたと主張している。

しかし、F1のCEOであるチェイス・ケアリーはカレンダーの徹底した組みなおしについて話し合いを持っており、できるだけ多くのレースを開催できるように現在の日程が変更される可能性がある。モータースポーツディレクターのロス・ブラウンはF1が夏にヨーロッパで開幕することを目標としており、最初の数レースについてはファンのいない無観客状態で行う案に対してオープンな姿勢だとつけ加えた。

熟考を必要としている点の一つが、移動のしやすさだろう。F1の10チームとそのエンジン部門はイギリス、イタリア、スイス、フランス、日本の5つの国に拠点を構えている。このいずれであれ何らかの制約があれば、複雑な事態になりかねない。

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