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オランダGPの2020年開催は困難な状況に

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2020年4月22日 « ウィリアムズ、年内のレース開催が「重要」 | 経営の危機を受けてF1が一部チームに先払い »
© Remko de Waal / ANP / AFP
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政府が大規模な公開イベントの開催禁止を3カ月延期したことを受けて、オランダGPのオーガナイザーは今年のレースを開催できる可能性は低いことを認めている。

今シーズン、オランダGPは35年ぶりにカレンダーに戻ってくることになっていたが、5月3日(日)の当初の日程での開催は不可能となり、正式に延期が発表されていた。

しかし、マルク・ルッテ首相がプロスポーツや音楽祭を含む公開イベントの実施を9月1日(火)まで禁止すると発表し、2020年にレースを実施できる見込みは薄くなってしまった。

オランダ紙『De Telegraaf(デ・テレグラーフ)』に対し、レースのスポーティングディレクターを務めるヤン・ラマースは禁止期間の延期によって今年のオランダGP開催は事実上不可能になるだろうと述べている。

「どんな可能性がまだ残されているかを見守る必要があるが、今年(レースが)できる可能性はなさそうだ」と彼は述べた。

「そういうことだよ。とにかく明快ではあるので、私は専門家の評価レベルを尊重する」

改修されたザントフォールト・サーキットは3月にマックス・フェルスタッペンによって再オープンの日を迎えており、レースのチケットはすでに完売していた。オーストリアのレッドブル・リンクとイギリスのシルバーストーンといった他のサーキットは無観客でのレースを検討しているが、ザントフォールトにその考えはないとラマースは述べた。

「1.5mの距離を保ったり、無観客で開催したりというシナリオは用意していない」と彼は付け加えた。

「それはわれわれには不可能だし、漠然とした計画や漠然とした答えを出すつもりはない」

「われわれの希望は計画通りのイベント開催であり、実行できる準備もできている。だが、今はウイルスが優先だ」

F1は7月にレースを再開することができれば、18から19戦のシーズン開催が今も可能だと楽観視している。

最新の議論ではファンを入れず、チーム、FIAとF1のスタッフを最小限にした状態でレースをすることが検討された。オーストリアのレッドブル・リンクで開幕する案がレッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコ主導で進められており、彼はレースが可能だと楽観的だ。

「チームやサプライヤーの参加者は極力減らすようにする」とマルコは『Autosport(オートスポーツ)』に語った。「これにより、実現のチャンスは増えるだろう」

「だがもちろん、全ては(オーストリアの)安全規則の範囲内でなければならない。その時点ではまだ有効だろう。協力して実施できるよう懸命に努力している。十分なチャンスがあると私は見ている」

また、レース再開後には移動制限が緩和された一部の開催地で2戦を実施して選手権ラウンドを増やすことも検討中だ。オーストリアで開幕した場合、元のカレンダーではシルバーストーン、ハンガリーと続くことになっている。1つの案として、通常のレースを開催後に同じ場所で週の半ばに2つ目のイベントを実施するというものがある。

しかし、先週の声明でF1は最終的な結論はまだ出ていないと述べた。

「われわれとしては今年の夏のどこかの時点で2020年シーズンをスタートしたいと考えている」と声明にはある。「現時点ではいつ状況が改善するか誰にも確信できないが、改善した際にはいつでもレースを再開できる用意がある。われわれは皆、ファンに2020年のチャンピオンシップシーズンを届けることにコミットしている」

「F1はプロモーターたちと2020年のカレンダー改訂に取り組んでおり、実際の順序や日程は当初の2020年カレンダーとは大きく異なる可能性が高い。これは追って発表することになる」

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