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メルセデスがエンジンファクトリーで呼吸マスク製造

Jim
2020年4月7日 « F1も一時解雇、ケアリーらは減給 | カナダGPが延期を決断 »
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メルセデスはイギリス・ブリックスワースにあるF1エンジンのファクトリーを、新型コロナウイルス対策を支援するために呼吸機器の製造に活用している。

メルセデスとユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)は経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP/シーパップ)として知られる呼吸マスクのリバースエンジニアリングに取り組んできた。イギリスの国民医療サービス(NHS)は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染患者を治療する際に必要となる人工呼吸器が不足するリスクを抱えており、CPAP療法で用いられるこの呼吸マスクの製造によって、NHSにのしかかるプレッシャーを軽減することが期待されている。

NHSのため1万基を発注したイギリス政府の要望を受け、メルセデスはハイパフォーマンス・パワートレイン・テクノロジーセンターとして知られるエンジン部門のファクトリーで1日あたり1,000基の呼吸マスクを製造しているとのこと。

ファクトリーでは40の機械が使用されており、通常ならF1世界選手権で6連覇を果たしたメルセデスのF1エンジン用にピストンやターボチャージャーを製造している機械だ。

7日(火)、イギリスに本拠地を置くメルセデスは製造業者向けに呼吸マスクの設計図が自由にダウンロードできるようになっていると明かした。

広報担当者は「この情報を広く知ってもらうことで、世界中のヘルスケアシステムがCOVID-19患者の呼吸補助器を供給できるようになり、今回の問題に立ち向かう世界規模の対策を支援することにつながればと願っています」と語っている。

呼吸マスクの製造はイギリスに拠点を持つF1の全7チームが協力して進める『Project Pitlane(プロジェクト・ピットレーン)』の一環だ。

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