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開幕中止に理解を示し、ファンの無事を祈るドライバーたち

M.S.
2020年3月13日 « F1がオーストラリアGPの中止を発表 | オーストラリアGPのチケットは払い戻しへ »
© WILLIAM WEST / AFP
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新型コロナウイルスのパンデミックが宣言される中、誰もが予想していたより、そして、望んでいたより長くかかったかもしれない。しかし、F1とFIA、プロモーターの『Australian Grand Prix Corporation(オーストラリアGPコーポレーション)』は、開幕戦オーストラリアGPを中止するとの決断に至った。

当初よりメルボルンでのレース開催をめぐる懸念はあったものの、マクラーレンのチームメンバーの1人が新型コロナウイルスに感染していると19日(木)に確認され、チームが参戦とりやめを発表した後、グランプリ週末が計画通りに進まないことは急速に明らかになっていた。

F1はオーストラリア東部夏時間10時8分にレース中止を正式発表し、アルバート・パークにやってきた多くのファンが帰途につくのを見送った。オーストラリアGPはチケット所有者の全員が払い戻しを受けると認めている。

F1公式アカウント

「F1とFIAはオーストラリア・グランプリ・コーポレーション(AGPC)の全面的な支援を得て、オーストラリアGPにおけるすべてのF1アクティビティを中止する決断を下した」

F1の発表からすぐに、ドライバーたちは自分たちのメッセージをメディア上で発信している。

シーズン開幕が先送りになったことに多くのドライバーが落胆を示す一方、今回の決断に関しては全面的な理解が示されている。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)

「悲しいけど、これが正しい決断。こんなこと誰も望んでいないし、僕らみんながマシンに乗ってレースしたいと思っていたけれど、現実を見て健康と安全を第一に考えなきゃならない。現実としては、今は人々が毎日死んでいく本当に深刻な状況で、多くの人が病み、病気になっていない人でさえ多くが経済面や感情面で影響を受けている。僕らが今対峙していることがどれくらい広がっていくかは誰にも分からないけれど、できるだけ多くの人が可能なかぎり安全な状態でいられるよう、あらゆる予防線を張っておくべきだ。スポーツは厳しいときに僕らを結びつけてくれるからもちろん残念だけど、正しい判断だ。あらゆる人の助言を聞き、安全を保つこと。すぐにレースに戻ってこられることを願っているけれど、しばらくはみんな、自分を大事にね」

ダニエル・リカルド(ルノー)

「ここメルボルンで僕のホームグランプリを戦えないこと、セッションをスタートできないことがものすごく悲しい。だけど、結局のところ正しい決断がされているし、こんなの誰も見たことのない状況だとみんな理解できると思う。応援しに来てくれたファン全員に申し訳ないよ。心から愛を込めて」

シャルル・ルクレール(フェラーリ)

「マシンに戻るにはもう少し待たなきゃね。ステアリングを握るのを楽しみにしているけど、これがベストの決断だ。健康は全員のプライオリティ。みんな、どうぞ無事で」

ケビン・マグヌッセン(ハースF1)

「今週末のレースにすごくワクワクしていたけれど、みんなの健康と安心がはるかに重要だから、これが正しいことなんだ。みんな無事でいて、お互い気をつけよう」

バルテリ・ボッタス(メルセデス)

「とにかくレースがしたかった。でも、安全と健康が第一だ。すぐにレースできるといいね! みんなどうぞ無事で」

ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)

「今回以上にエキサイトしていたレースウイークエンドなんて思い当たらない。だけど、キャンセルは間違いなく正しい判断だ。みんなの安全が第一。どうぞみんなに何ごともないように」

ロマン・グロージャン(ハースF1)

「メルボルンではレースなし。すごくハードに準備してきた僕らにとっては大きなことに感じるけれど、世界が今直面している困難に比べたらすごく小さいことさ。みんなどうぞ無事でいて、自分にできる限りで新型コロナウイルスと戦おう」

ピエール・ガスリー(アルファ・タウリ)

「みんなどうぞ無事でいて、新型コロナウイルスの状況がじきに良くなることを願おう。ここオーストラリアでレースできないのは残念だけど、みんなの健康と安全を維持するのが最優先。シーズンスタートをすごく楽しみにしていたけれど、待たなきゃね。近いうちにいいニュースが入ってくることを願おう」

エステバン・オコン(ルノー)

「正式にレースに戻るにはもう少し待つ必要がある。当然、すごく残念だけど、これが僕らドライバー、チーム、そしてファンにとって一番いい決断だ。すぐに状況が良くなるといいんだけど。どうぞ無事で」

カナダ出身のニコラス・ラティフィの心中はいかに。

24歳のラティフィはウィリアムズのドライバーとしてメルボルンでF1デビューを果たす予定だったが、ラティフィの初レースも先延ばしとなってしまった。

ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)

「今週末についにF1デビューできることにものすごく興奮していたなんて、言うまでもないけれど、お預けになってしまった。関係者全員の安全と安心が一番の優先事項さ。みんなどうか無事でいて、すぐにレースできるといいね」

第2戦バーレーンGPは3月22日(日)に無観客で行われる予定だが、オーストラリアGP中止を受けて状況が変わるかはまだ分からない。

4月19日(日)決勝の中国GPは先月に延期されていた。F1は上海でのイベントを後半戦に組み直すことを望んでいる。

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