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F1がサウジアラビアの国営石油会社とスポンサー契約

Jim
2020年3月11日 « バーレーンGPは無観客での開催 | 1年前は「不安の塊」だったアルボン »
© Mark Thompson/Getty Images
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F1が『Saudi Aramco(サウジ・アラムコ)』との大規模なスポンサーシップ契約を締結したと発表し、将来的なサウジアラビアGP実現の可能性が浮上した。

F1と長期契約を結んだサウジ・アラムコは国営の石油会社であり、両者は「地球に優しい燃料、エンジン効率の強化、新たなモビリティ技術の進展に向けた機会を割り出すべく、それぞれが持つ相当な専門知識を共有」していきたいとしている。

サウジ・アラムコとの契約はF1の昨今の環境誓約や2030年までにカーボンニュートラルに移行しようとする努力と相反しているとも言える。先ごろ、『The Guardian(ガーディアン)』紙が報じたところによれば、サウジ・アラムコの製品は1965年以降、592億6,000万トンの二酸化炭素を空気中に排出してきたとのこと。この期間に計測された地球全体の二酸化炭素排出量の実に4.38%になる。

サウジアラビアの首都リヤドの郊外には最新のF1基準を満たすレースサーキットが建設されるといい、早ければ2023年にもレースを開催する可能性がある。コースは元F1ドライバーのアレキサンダー・ブルツがデザインを手掛け、実現すれば中東ではバーレーンとアブダビに続く3番目のF1サーキットの誕生となる。

豊富な石油に恵まれた王国でのレースが追加されるとなれば、同国の不健全な人権の歴史を踏まえると批判を呼ぶことになりそうだ。

サウジ・アラムコはDHL、エミレーツ、ハイネケン、ピレリ、ロレックスに次いで6社目のF1タイトルスポンサーであり、2020年のレースではスペインGP、ハンガリーGP、US GPの冠スポンサーを務める。

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