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拡大

F1統括団体のFIAが新型コロナウイルスの拡大を監視し、グローバルモータースポーツにおける潜在的影響を監視するための危機管理室を設立した。

新型コロナウイルスCOVID-19の拡大を受けて、中国GPについてはすでに延期が決定しているが、それ以外のF1レースに今のところ変更の予定はなく、来週末のオーストラリアGPでシーズンが開幕する。一方、FIAの認可を受けた電気シングルシーターシリーズであるフォーミュラEは、中国とイタリアでのレース延期を決めた。新型コロナウイルスの影響を最も多く受けている2つの国だ。

新しいFIA危機管理室のメンバーは2日に1度招集され、新型コロナウイルスの拡大が世界のモータースポーツに及ぼす影響を検討することになる。

「FIAメディカルコミッション会長のジェラード・サイヤン教授から(6日金曜日のFIA世界モータースポーツ評議会で)新型コロナウイルスCOVID-19の発生について詳細な報告が行われた」との声明が出されている。「FIA危機管理室が設置され、1日置きに招集されて世界の最新状況を検討することになった」

「FIAは引き続き、メンバークラブやプロモーターたちと協力して状況とその影響を慎重に監視し、政府や世界保健機関(WHO)を含む関連当局のアドバイスに従っていく」

「FIAはこの先のレースカレンダーを評価し、グローバルモータースポーツコミュニティーと幅広い市民を守るため、必要に応じてレース延期も含め、あらゆる必要な行動を取る」

新型コロナウイルスは転戦するF1コミュニティーをリスクにさらすだけでなく、主催国の渡航制限によってF1関係者の動きが制限されてしまうという影響も考えられる。

MotoGPの開幕戦は、カタールが一部の国からの入国者を隔離センターに収容する決定を下したため、キャンセルされた。今のところF1シーズン序盤のオーストラリアやバーレーンでそうした規制はないが、状況は時間単位で変化しており、新FIA危機管理室は各政府の渡航に関する勧告を監視することになる。

今週初め、F1モータースポーツ部門責任者のロス・ブラウンは、全10チームが参加できないレースが発生した場合、そのレースが世界選手権にカウントされることはないと発言した。

「チームの入国が禁止されたなら、レースを開催することはできない」と彼は述べた。「いずれにせよ、F1世界選手権のレースにはならない。それではアンフェアだからね」

「もちろん、チーム自身がレースに出ないことを選択するなら、それは彼らの判断だ」

「だが、国の決定によってレースに出られないチームがいた場合、フェアな競争を行うことは困難だ」

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