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バルセロナテスト最終日:2月21日

Jim
2020年2月22日 « メルセデスのDASシステムは「乗りにくそう」とベッテル | 高い信頼性に満足するメルセデス »
© Mark Thompson/Getty Images
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バルセロナのプレシーズン初回テストは最終日となった21日(金)もメルセデスに注目が集まり、バルテリ・ボッタスがプレシーズンテストとしては記録更新となる最速タイムをマークした。

ボッタスは1分15秒732を刻んでおり、このベストタイムはカタロニア・サーキットで行われたテストのラップタイムとしては史上最速であり、昨年のスペインGP予選で記録されたポールタイムにわずか0.4秒足りないだけだ。コースレコード更新が予想される2020年シーズン開幕を前に、最後のテスト機械となる来週のセッションではパフォーマンスを追求する作業に切り替えるチームが多いと見られ、ボッタスの残したタイムがベンチマークとなりそうだ。

メルセデスはこの日も6度の世界王者であるルイス・ハミルトンとボッタスが作業を分担し、合計138周を走り込んでいる。新しいデュアル・アクシス・ステアリング(DAS)システムが見出しを飾ったメルセデスは今年も優勝候補筆頭と見られる新シーズンに向けて最初のテスト作業を完了した。2019年シーズン終盤6レースで5勝をマークしたディフェンディングチャンピオンのメルセデスは今年、歴代最多記録となる7連覇を目指す。

プレシーズンテストは来週も予定されており、同じくカタロニア・サーキットで26日(水)から3日間実施される。

1年前、タイトル獲得の筆頭候補として取り沙汰されていたにもかかわらず、シーズンを通して3勝にとどまったフェラーリは期待されることに慎重だ。初回テスト最終日はセバスチャン・ベッテルがステアリングを握ったが、午前中はエンジントラブルによって作業が妨げられ、2時間を失ったものの、エンジンを交換したことで走行再開にこぎつけ、100周を走って1日を締めくくっている。

目下、フェラーリがペースの追求に集中していないのは明らかであり、ベッテルがロングランに専念し、ボッタスが記録したトップタイムから2.6秒遅れだったことからも明白だ。

今年のタイトルに挑めると見られているもう1チーム、レッドブルも同様のアプローチを取っており、金曜日も生産的な1日を過ごしたようだ。マックス・フェルスタッペンとアレキサンダー・アルボンがプログラムを分担して169周を走行。レッドブルはまだ新シーズンに向けて本来のパフォーマンスをほとんど見せていない。

テスト最終日、ベッテルのエンジントラブル以外では3回の中断があった。ハースF1のケビン・マグヌッセンは午後になって相棒のロマン・グロージャンから作業を引き継いで登場するも、ホイールスペーサーが左リアリムの故障を引き起こした結果、ターン8でマシンのコントロールを失い、わずか4周で走行を終えることになった。ハースF1はプレシーズン中に2019年型マシンに抱えていた問題解決を目指しているが、走行時間を失ったことは大きな痛手となりそうだ。

午後のセッション後半にはルノーのダニエル・リカルドが赤旗要因となったものの、1日の作業が終わる前にコースに戻り、再開後もスピンを喫する場面があったが、それでもルノーは今週のテストで最も生産的な1日を過ごし、リカルドが走った93周に加えて、午前にはエステバン・オコンが76周を走り込んでいる。過去2日間はライバルに比べて周回数が少なかったルノーにとっては必要不可欠な後押しになったと言えよう。

もう1回の赤旗は午前セッション中に発生した。ウィリアムズのニコラス・ラティフィがピットレーンの終わりにストップしており、午後にコースに戻ったラティフィは72周を走行して最終日を締めくくった。

【バルセロナ - 2020/2/21】

順位  ドライバー マシン タイム    周回数
1. バルテリ・ボッタス メルセデス W11 1:15.732  65
2. ルイス・ハミルトン メルセデス W11 1:16.516  73
3. エステバン・オコン ルノー R.S.20 1:17.102  76
4. ランス・ストロール レーシング・ポイント RP20 1:17.338  116
5. ダニール・クビアト アルファ・タウリ AT01 1:17.427  62
6. アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ・レーシング C39  1:17.469  152
7. ダニエル・リカルド ルノー R.S.20 1:17.574  93
8. マックス・フェルスタッペン  レッドブル RB16 1:17.636  86
9. ピエール・ガスリー アルファ・タウリ AT01 1:17.783  59
10. アレキサンダー・アルボン  レッドブル RB16 1:18.154  83
11. カルロス・サインツ マクラーレン MCL35 1:18.274  76
12. ロマン・グロージャン ハースF1 VF-20 1:18.380  48
13. セバスチャン・ベッテル フェラーリ SF1000 1:18.384  100
14. ランド・ノリス マクラーレン MCL35 1:18.454  49
15. ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ FW43 1:19.004  72
16. ケビン・マグヌッセン ハースF1 VF-20 1:19.709  4

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