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バルセロナテスト2日目:2月20日

Jim
2020年2月21日 « メルセデス、注目のステアリングシステムは「氷山の一角」 | DASシステムを初めて試したメルセデス »
© Rudy Carezzevoli/Getty Images
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バルセロナテスト2日目を迎えた20日(木)、カタロニア・サーキットでは引き続きメルセデスが話題の中心となったものの、タイムシート最上位につけたのはアルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンだった。

メルセデスが5月に控えるスペインGPのレース距離の約3倍――15周足りず――を走破したことも注目に値するが、それ以上に多くの視線を集めているのがマシンの内部だ。

F1はテストの模様を中継しており、午前のセッションにルイス・ハミルトンが新車のステアリングを握って登場した際、メルセデスの革新的なステアリングホイールのトリックが垣間見えたのだ。ストレートでは明らかにホイールを自分の方に向けて引っ張り、コーナー手前ではそれを元のポジションに押し戻している。オンボード映像をさらに分析すると、ステアリングの動きに合わせてマシン前輪の角度――トーと呼ばれる――が変化していることも分かった。

デュアル・アクシス・ステアリング(DAS)と呼ばれるこのシステムについて説明したメルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、新システムがFIAによって合法と見なされると確信しているようだ。

一方、コース上では好タイムを刻んでいたライコネンが残り1時間をきってコース上でストップしてしまい、今回のプレシーズンで初の赤旗要因となった。ライコネンは停車する直前に最速タイムを更新しており、それまではレーシング・ポイントのセルジオ・ペレスがトップに立っていた。

アルファロメオ・レーシングが新車を披露したテスト初日に、F1参戦17年目に突入した今でもこれまでと同じくプレシーズンに興奮するかと問われ、「みなさんほどではないよ。いつもいろんな話を作って大げさにしようとするよね」と答えていたライコネン。今年初走行でストップしたこともトップに立ったことも、この発言がライコネンの心境を表していると言えるかもしれない。

ライコネンが赤旗を呼び込む20分ほど前にはハースF1のテスト作業を進めていたロマン・グロージャンにヒヤッとする場面があった。ターン4の出口でマシンのコントロールを失ったグロージャンはかろうじてウオールとの接触を回避し、ダメージを抱えることなく走行を再開している。

どのチームもまだパフォーマンス面の改善に手を付けておらず、この段階では走行距離を稼ぐことが最優先事項だ。テスト2日目は1チームを除いて100周以上を走破している。ダニエル・リカルドとエステバン・オコンの2人がドライブしたルノーはガレージで長時間を過ごしたこともあり、合計93周にとどまった。レース距離と比較すれば十分に多くを走り込んでいるが、ライバルたちが達成した周回数に比べると物足りないかもしれない。

また、再び印象的な周回数を走破したメルセデスだが、セッション終盤にはトラブルに見舞われており、電気系の問題が発生した関係で予定より早めに走行を終えることになった。

【バルセロナ - 2020/2/20】

順位  ドライバー マシン タイム    周回数
1. キミ・ライコネン アルファロメオ・レーシング C39  1:17.091  134
2. セルジオ・ペレス レーシング・ポイント RP20 1:17.347  145
3. ダニエル・リカルド ルノー R.S.20 1:17.749  41
4. アレキサンダー・アルボン  レッドブル RB16 1:17.912  134
5. ピエール・ガスリー アルファ・タウリ AT01 1:18.121  147
6. セバスチャン・ベッテル フェラーリ SF1000 1:18.154  73
7. ジョージ・ラッセル ウィリアムズ FW43 1:18.266  116
8. シャルル・ルクレール フェラーリ SF1000 1:18.335  49
9. ルイス・ハミルトン メルセデス W11 1:18.387  106
10. ランド・ノリス マクラーレン MCL35 1:18.474  137
11. ロマン・グロージャン ハースF1 VF-20 1:18.496  158
12. エステバン・オコン ルノー R.S.20 1:18.557  52
13. バルテリ・ボッタス メルセデス W11 1:19.307  77

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