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© Mark Thompson/Getty Images
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ルイス・ハミルトンとメルセデスが2019年シーズンを締めくくったときと同じポジション、トップの位置で新たな1年に向けたプレシーズンをスタートさせた。

初回プレシーズンテストがバルセロナのカタロニア・サーキットで19日(水)に始まり、午後に入って早々に1分16秒976をマークしたハミルトン。ハミルトンは午後のセッションに登場し、メルセデスの午前中の作業はチームメイトのバルテリ・ボッタスが担当した。ボッタスはハミルトンよりも0.337秒遅かったものの、2番手のポジションで初日を終えている。

テストの段階、とりわけプレシーズンの本格的な走行が始まった初日のタイムを深読みすることはできないが、過去6年にわたってチャンピオンシップで優位を保ち、前人未到のコンストラクターズ選手権7連覇を狙うメルセデスにとっては幸先の良い出だしと言えよう。昨年から今年に関しては技術面のレギュレーション変更がほとんどなく、2020年もメルセデスが打ち負かすべき存在として君臨する可能性が高そうだ。

初回のプレシーズンテストは3日間が予定され、来週にも同様に3日間のテストが予定されている。2回目のテストは2月26日(水)にスタートする。

メルセデスに次ぐ2番手のポジションにもメルセデス製パワーユニットを搭載するマシンの名前が刻まれた。多くの人々が今季のレーシング・ポイントマシンに昨季のタイトルを獲得したマシンとの類似性を認めている。初日はセルジオ・ペレスがドライブを担当し、レッドブルを駆るマックス・フェルスタッペンのタイムを0.2秒上回った。フェルスタッペンはこの日、全ドライバーの最多となる168周を走破。スペインGPの舞台としても知られるカタロニア・サーキットでレース距離の3倍近い周回数を走り込んでいる。チームとしてはメルセデスドライバーの周回数を合わせると173周になるが、ドライバー1人の周回数としてはフェルスタッペンが最も多い。

全10チームが事前に100km制限の撮影日を生かし、公式テストセッションで時間を消費しないようシステムチェックなど細かい作業を完了してプレシーズンテスト初日を迎えており、どのチームも多くのマイレージを稼ぐことに集中している。通常のテスト初日と違って今回は大きな中断もなかった。

タイムシート5番手に名前を連ねたのはアルファ・タウリのダニール・クビアト、それに続いたマクラーレンのカルロス・サインツは161周を走り込んだ。ルノーはダニエル・リカルドとエステバン・オコンが作業を分担したが、タイムはわずか0.2秒しか違わず、現段階では比較にさほど意味がないとはいえ、チームメイト間で匹敵したペースを見せている。

ルノーマシンがガレージを出てきた際には多くの注目を集めた。非常に細いノーズが搭載されていたため、新車発表時に多くを見せなかった理由はデザイン面に秘密があったからのようだ。

昨季のウィリアムズはマシン準備に遅延が生じてしまい、プレシーズン序盤に2日半の走行時間を失ったものの、今年は初日から励みになる走行を披露。ジョージ・ラッセルがステアリングを握り、すぐさま、これまでのプレシーズンテストで記録したタイムをしのぐペースを発揮した。午後にはカナダ人ルーキードライバーのニコラス・ラティフィがプログラムを引き継いでいる。

F1グリッドに並ぶもう1人のカナダ人ドライバー、ランス・ストロールはレーシング・ポイントに乗り込んで10番手タイムを記録。体調不良で走行を見送ったセバスチャン・ベッテルに代わり、急きょ代打を務めたシャルル・ルクレールがフェラーリの開発プログラムを進めて11番手につけた。

今年はレースシートに座らないものの、ロバート・クビサが新天地アルファロメオ・レーシングのテスト作業をスタートさせた。クビサは今季、アルファロメオ・レーシングのリザーブドライバーを務める。ハースF1のケビン・マグヌッセンは特に目立ちはしていないが、106周を走り込んで生産的な1日を過ごした。クビサと作業を分担したアントニオ・ジョビナッツィが15番手タイムを記録している。

【バルセロナ - 2020/2/19】

順位  ドライバー マシン タイム    周回数
1. ルイス・ハミルトン メルセデス W11 1:16.976  94
2. バルテリ・ボッタス メルセデス W11 1:17.313  79
3. セルジオ・ペレス レーシング・ポイント RP20 1:17.375  58
4. マックス・フェルスタッペン  レッドブル RB16 1:17.516  168
5. ダニール・クビアト アルファ・タウリ AT01 17.698  116
6. カルロス・サインツ マクラーレン MCL35 1:17.842  161
7. ダニエル・リカルド ルノー R.S.20 1:17.873  56
8. エステバン・オコン ルノー MCL34 1:18.004  62
9. ジョージ・ラッセル ウィリアムズ FW43 1:18.168  73
10. ランス・ストロール レーシング・ポイント RP20 1:18.282  52
11. シャルル・ルクレール フェラーリ SF1000 1:18.289  132
12. ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ FW43 1:18.382  63
13. ロバート・クビサ アルファロメオ・レーシング C39  1:18.386  59
14. ケビン・マグヌッセン ハースF1 VF-20 1:18.466  106
15. アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ・レーシング C39  1:20.096  79

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