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アストンマーティン、WEC参戦計画の一時停止を発表

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2020年2月19日 « アルファロメオ・レーシングが新車をお披露目 | バルセロナテスト初日:2月19日 »
© Peter J Fox/Getty Images
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アストンマーティンがハイパーカー、ヴァルキリーで参戦を予定していた世界耐久選手権(WEC)とル・マン24時間へのエントリーを一時停止すると発表した。

イギリスのスポーツカーメーカーは19日(水)、理由は予定されているルール変更のためだと説明したが、ル・マンのオーガナイザーは同社の経営状況が関係したのではないかと示唆している。

「この決定により、アストンマーティン・ヴァルキリー・ハイパーカーは2020年8月のWECでデビューすることはなく、2021年のル・マン24時間レースに参戦することもない」と彼らは声明を発表した。

「アストンマーティンは将来的なプロトタイプクラスの継続について、いったん休止した上で検討することになる」

ル・マンを運営するフランス西部自動車クラブ(ACO)とアメリカの国際モータースポーツ協会(IMSA)は先月、共通化した新たなハイパークラスの規定を発表した。これにより、IMSAのプロトタイプが2021/2022年のル・マンとWECでの優勝を狙うことが可能となる。

アストンマーティン・レーシングはヴァンテージGTEで下位のスポーツカーレースへの参戦については継続する。

同社の声明を受けてACOは、"急激に進化する自動車市場において、過去6カ月にわたってブランドのもろさに関するうわさが絶えなかったことを考慮すれば、予想外の出来事ではない"と述べた。

それでも、ハイパーカープラットフォームはWECにとって正しい長期的ソリューションに違いないと彼らは述べている。

アストンマーティンの高級スポーツカーの売り上げは2018年10月にロンドン証券取引所に上場して以降低下しており、同社の株式と財政状態を圧迫していた。

レーシング・ポイントのオーナー、ローレンス・ストロールが株式を取得し、彼のF1チームは来シーズンからアストンマーティンへと名前を変えることになっている。

「ル・マン24時間で総合優勝を目指すというアストンマーティンの強い望みは薄れていない。だが、昨年コミットした際には予想していなかった大規模な変更が見えている中で、われわれの立場を再評価するのは正しい判断だ」とCEOのアンディ・パーマーは声明の中で述べた。

「われわれがアストンマーティン・ヴァルキリーでWECとル・マンにエントリーしたのは、同様のマシン、同じ考えを持つマニュファクチャラーたちと戦うのだという理解の下でのことだった」

ヴァルキリーはアストンマーティンとレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズの技術提携の一環として製造された。スポーツカーのメーカー名は今年末までレッドブルF1チームのタイトルスポンサーとして残る。ストロールが株式の20%を取得したことにより、彼の所有するレーシング・ポイントが2021年のF1シーズンからアストンマーティンの名を冠することになる。

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