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ブラッチズが幹部離脱、アドバイザーとして活動継続

Jim
2020年1月20日 « ラティフィは出身地にちなんで6を選択 | マイアミGP、公道を避けたレイアウトに修正 »
© Steven Tee/LAT/Sutton Images
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ショーン・ブラッチズが1月末をもって3年間務めたコミュニケーション責任者を辞することになった。

リバティ・メディアがF1の運営を引き継いだ2017年以降、『ESPN』から活動の場を移し、新時代のF1を率いる3人の主要幹部の1人として商業部門を率いてきたブラッチズ。CEOのチェイス・ケアリーとモータースポーツ責任者のロス・ブラウンは続投する。

今後、ブラッチズはアメリカに戻るが、アドバイザー役を務めていくといい、F1は直接の後任を起用しない予定だ。

ケアリーは「F1のすべての人を代表し、過去3年にわたってリーダーシップ、情熱、ビジネスに対する専門知識を発揮してくれたショーンに感謝したい。ショーンはF1の商業面に変化をもたらし、ビジネスとしてのわれわれの勢いや成長が彼の果たした仕事に対する証拠だ」と述べた。

「また、ショーンが地元アメリカに戻り、アドバイザーとして継続的に取り組んでくれることをうれしく思う。彼はずっとF1ファミリーの一員であり、今後もアドバイスや意見をもたらしてくれることを期待している。彼の新たな旅路の成功を願っている」

さらに、ブラッチズは次のようにコメントしている。

「F1で過ごしたこの3年は本当に素晴らしい旅路で、心から楽しめたものだった。F1のみんなが見せたその驚異的な努力と献身に個人的に感謝したい。彼らはトップの中のトップだ。数年先に向けて掲げた戦略をもって、彼らが今後もファンに献身し続けることを確信している」

「2017年に参画した頃よりも良いポジションでF1を離れることを誇りに思う。ひとつのチームとして自分たちの築いた基礎は世界中のファンにサービスを届け続けるとともに、新たなファンに伝えていけると思っている」

ブラッチズ指揮下において、初めて完全なソーシャルメディア展開を実現し、新しいロゴの開発など多くのイニシアチブを取ることで公のイメージを一新させるなど、F1の商業およびマーケティングの戦略は革命を起こした。特定の地域でF1 TVによるライブ配信サービスを開始しつつ、各地でペイ・パー・ビュー方式の契約やテレビ中継契約を取りまとめてもいる。

マイアミでのレース開催契約はまもなく実現すると見られているが、ブラッチズはリバティ・メディアが目指したアメリカでの2レース目開催という目標を達成できずに離脱することになる。今年4月に初開催を控えたベトナムGPはリバティ・メディアが初めて交渉から開催までこぎつけるグランプリとなり、5月にはオランダGPも復活する。2つの新たなレースが加わったことにより、2020年のF1カレンダーは全22戦が予定されており、F1が開催地の最大化を狙う中、新たなスポーティングレギュレーションでは最大25レースが可能になるかもしれない。

ブラッチズが統括していた案件の大部分はケアリーの直下となり、ケアリーは2021年に向けて各チームと新たな商業契約を結ぶため、少なくともあと1年はF1にとどまると見られている。2019年にはメルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフが2021年以降にケアリーの後任としてF1トップに立つ可能性が取り沙汰されたが、フェラーリは元チーム代表がF1のCEOになることは受け入れられないと明言している。

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