News

  • アブダビテスト - 最終日

メルセデスをドライブしたラッセルが最速

Jim
2019年12月5日 « 最終戦でボッタスが今季初回の戒告 | MotoGPのロッシがメルセデスでシート合わせ »
© Francois Nel/Getty Images
拡大

4日(水)、ヤス・マリーナ・サーキットで実施された2日間のテストが終了し、F1サーカスは2019年に予定されていたすべての公式セッションを完了した。

初日にウィリアムズのタイヤテストを担当したジョージ・ラッセルが最終日はメルセデスに乗り換えて作業を進め、1分37秒204のトップタイムを記録。145周を走破して1年を締めくくっている。

そのメルセデスのレースシートをバルテリ・ボッタスと争った末に、来季からルノーのレースドライバーに就任することになったエステバン・オコンが早めのチーム合流を経て2日間にわたってルノーマシンをドライブした。

ピレリは今回のタイヤテストに今年のドライタイヤ5種類すべてと来年用として開発を進めている6タイプのコンパウンドを持ち込んでいた。

【アブダビ - 2019/12/4】

順位  ドライバー マシン タイム    周回数
1. ジョージ・ラッセル メルセデス W10 1:37.204  145
2. シャルル・ルクレール フェラーリ SF90 1:37.401  103
3. ランス・ストロール レーシング・ポイント RP19  1:37.999  132
4. ピエール・ガスリー トロ・ロッソ STR14 1:38.166  146
5. カルロス・サインツ マクラーレン MCL34 1:38.729  112
6. エステバン・オコン ルノー R.S.19 1:38.950  128
7. アレキサンダー・アルボン レッドブル RB15 1:39.181  139
8. ピエトロ・フィッティパルディ ハースF1 VF-19 1:39.682  135
9. アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ C38 1:39.811  115
10. ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ FW42 1:40.188  107
11. ロイ・ニッサニー ウィリアムズ FW42 1:43.892  38

【メルセデス】

ジョージ・ラッセル

「今日はチャンピオンシップを制したW10をドライブできて本当にうれしい。2020年タイヤをテストし、かなりたくさんのことを学んだから、来シーズンに向けて自分自身もそうだし、チームのためにも役立つはずだから本当にポジティブだ。とても楽しい1日だった。来週にもあと少しコースで過ごす時間がある。ピレリのタイヤ開発テストに参加して、それからやっと僕のシーズンに終わりがくるんだ。数日間はリラックスするつもりだから楽しみ。その後は2020年に向けてベストな状態に仕上げられるようトレーニングを再開するつもりだ。F1で過ごした最初のシーズンは急勾配の学習カーブだったし、すでに来年のレースが始まるオーストラリアが楽しみでしょうがないよ」

アンドリュー・ショブリン(トラックサイドエンジニアリングディレクター)

「今日、再びジョージと作業ができたことをうれしく思う。800km以上にわたって素晴らしい仕事を果たし、今日の最速タイムを刻んでいる。マシンはこの2日間ずっと故障することがなかったので、大量の作業に取り組むことができた。今日は2020年タイヤを最大に生かす方法について多くの時間を割き、セットアップに関してタイヤが求めるものを理解する点で良い進歩を遂げられた。また、今朝にはコンパウンドスキャンも完了しており、(来シーズン)序盤数戦のタイヤ選択に関するデータをいくらか手に入れられたし、ジョージが最速タイムを刻んだ最も柔らかいコンパウンドであるC5でも作業に取り組めた。W10に関してはこれでお役御免ではない。この後、数日を通してバルテリのレースシャシーをミュールカーにコンバートし、ピレリのために、初めての18インチタイヤの開発テストに臨むことになっている。ジョージがとどまり、テストのドライブを担当してもらうので、日曜日に始まるその作業に向けて、今日、うちのマシンに慣れられたことは彼にとってとても有益なことだった」

【フェラーリ】

シャルル・ルクレール

「コースで過ごす最終日だった。アクシデントのせいで早めにストップしないといけなくなったけど、有益な1日だったと思っている。2020年タイヤと今年のタイヤを比較するテストはかなりたくさんできたし、大量のデータを得られたから、この後はそれを深く分析していく。しばらくは休めるけど、スクーデリア・フェラーリと過ごした初めてのシーズンは絶対に忘れない。それに、きっとすぐにコースに戻りたくてしょうがなくなるはずさ」

【マクラーレン】

カルロス・サインツ

「今日も良いテスト日だった。2018年のアブダビテストではいい思い出がある。初めてマクラーレンをドライブした時だからね。それに、今年のテストも、昨シーズンから僕らがどれだけ進歩したのか比較して実感するチャンスになった。ただ、それを除けば、今日のテスト自体はピレリのコンパウンドを試しながら順調に周回を重ねた。全体的にすべての出来に満足しているし、ハッピーだ。何時間もずっと、テスト中にがんばり続けてくれたメカニックやチームに本当に感謝している。112周を走り、来シーズンに向けて大量のデータを得て2019年シーズンを締めくくれたことは最高だ」

アンドレア・ステラ(パフォーマンスディレクター)

「今日も生産的なテスト日であり、若干の遅延があったものの、再び600km以上を走破し、予定していたプログラムをすべて完了する間は一切の大きなトラブルなく走行できた。この2日間を通して、2020年タイヤについて徹底的に学習し、現行の2019年タイヤとの比較もできた。ピレリもわれわれも、双方にとって非常に有益となる重要な情報だ。2019年の素晴らしい締めくくりとなり、アブダビにいる全員はもちろん、マクラーレン・テクノロジー・センターも含め、今年の彼らの多大なる努力に心から感謝している」

【ルノー】

エステバン・オコン

「アブダビで忙しい2日間を過ごし、素晴らしいエンディングで2019年を締めくくる最高の結果だ。今日は特にとても生産的だった。きっと貴重な2日間のテストだったと思う。いろんな作業に取り組んだし、かなり役立つものだ。僕はまたすべてに慣れていって、走るたびにさらに落ち着けるようになっていった。僕的にクリアになった重要な部分がいくつかあったし、冬の間に取り組むべきいくつかのエリアについても特定した。今回のチャンスをくれたルノーに感謝したい。忙しいシーズンを送ったチームのみんなが最高の冬を過ごしてくれればと願っている。またすぐに彼らに会えるのを楽しみにしている」

アラン・パーメイン(スポーティングディレクター)

「今週のテストはチームにエステバンを招いて非常にうまくいった。205周を走破し、マシンも、それからエステバンも完璧に走りきった。彼の見事なフィットネスや一貫性を保つ能力は、彼が定期的に走っていなかったことを感じさせないものだった。彼のフィードバックも素晴らしく、一切のトラブルもなかった。おかげで、冬の作業に向けてしっかりと準備を整えられたので、すぐに来年の作業に取り掛かることができる」

【ハースF1】

ピエトロ・フィッティパルディ

「テストにまた参加できて本当にうれしい。最後にマシンをドライブしたのが5月のバルセロナだから6カ月ぶりだ。今日はたくさんラップを走ったし、ロングランもかなりやって、よかった。今シーズンはDTMでレースをしていたから、F1マシンに乗り換えるとコーナーを走ったときのGフォースをまた実感するんだけど、しばらくドライブしていないとものすごく体にくる。でも、F1マシンのドライブならいつだって歓迎だけどね。走行プランとしては、今日はやりたかったことをすべてやり遂げられた。何度かとても良いラップを走れたし、2019年タイヤと2020年タイヤの比較テストにも取り組んだ。違いを見るためにショートとロングランをミックスさせたりもした。本当に良かったし、自分たちの作業には満足している。もちろん、チームのみんなと働けて楽しかった」

【ウィリアムズ】

ニコラス・ラティフィ

「いい1日だった。短時間でかなりのラップを走ったしね。新しい2020年タイヤを経験できたから本当に生産的だったし、来年に向けて素晴らしい経験になるだろう。燃料を軽くした予選スタイルの走行もやったけど、それ以上に重要な、燃料を重く積んだレースシミュレーションも走った。僕にとってはまだ経験を積んでいかないといけない。午後の走行はかなりスムーズで、トラブルは一切なく、この新しい仕事の正式な初日の出来としてはとても満足している」

ロイ・ニッサニー

「今日も最高の1日だった。今朝は空力のレーキをつけた作業からスタートし、エンジニアリングのテストをたくさんやった。とても生産的で、僕にとってもチームにとってもそうだった。かなりロングランを走ったし、セッションを通してうまく改善できたと思う。全体として、今回のテストの自分のパフォーマンスにはとても満足している。チームが同じように感じてくれていたらいいな」

デイブ・ロブソン(シニアレースエンジニア)

「このアブダビで非常に生産的なテスト日を過ごして2019年のキャンペーンを完了した。ロイが1日の出だしを担当し、重要な空力データを収集した後、昨日スタートさせていたタイヤテストを完了させている。今日もまた、自信にあふれ、プロらしく、効果的なドライブを披露しており、2020年タイヤに関して非常に貴重なフィードバックをもたらしてくれた。今日の後半6時間はニコラスがドライブし、温かい路面で新しいタイヤを初めて味わった。昨日、ジョージが取り組んだのと似たようなプログラムをやり遂げているが、今回は2020年のC4コンパウンドから最大のパフォーマンスを引き出すことに集中した。今シーズンに彼が参加したFP1のセッションで取り組んできたように、とても素晴らしいフィードバックを与えてくれているし、午後のロングランのプログラムを導く手助けをしてくれた。これはわれわれにとってもニコラスにとっても貴重な経験だ。タイヤに関して多くの新しい情報を得て、これからファクトリーに戻る。その情報が冬季テストや来シーズン序盤のレースに向けたコンパウンド選択の役に立つだろう。非常に有益かつ生産的な2日間のテストで今シーズンを締めくくれたことは最高だ。273周を走破したことはチーム全体がシーズンを通してマシンを確実に効果的に走らせてきたことの証である。ポストシーズンのテストは常に激務だが、これだけ長いシーズンの最後にこれをやってくれと言うのは、これまでの10カ月を耐えてきたメカニックたちに対して大きな頼み事だ。今シーズンの最後に、これほど成功に満ちたテストを完了できたことは、最後までプッシュし、それが実現できるようにがんばってくれた彼らのおかげだ。ガレージの素晴らしいサポートチームをはじめ、最高のマーケティング、メディア、ケータリングらのチームがシーズンを通して支えてくれた。彼らの揺るぎない支援、サポート、素晴らしいユーモアと、いつでも用意されているお茶に、本当に感謝している。彼らがいなければ、コースがこれほど楽しい場所になることはなかっただろう。彼らがそのがんばりにふさわしい休みを楽しみ、良きクリスマスを過ごしてくれることを願っている」

【ピレリ】

マリオ・イゾラ(自動車レース責任者)

「F1シーズンのより典型的な気温の中、2日間にわたる2020年タイヤのテストを完了した。最も重要なことはチームに2020年タイヤと現行の2019年タイヤを連続比較する機会を与え、彼らがどう比較するかを確認することだった。いつも通り、各チームのテストプログラムはそれぞれに異なっていたが、ドライバーたちはこれで主観的な印象を得られたと思うので、次のタスクはそれと収集した客観的なデータとを相関することだ。初日は短めのランに取り組むチームが多く、2日目の方がどのチームも長めに走っていた。とりわけ最も柔らかいC5のタイヤに関してはかなりの改善が見られたが、ミドルレンジのコンパウンドと常に一致するわけではない。完全な状態を把握するため、この先数日をかけて明確な詳細について全データを分析し、特に関連のあるロングランのデータに関してはとりわけ詳細に分析する。来シーズンに向けて予想されるマシンの進化を踏まえても、2020年タイヤの構造はこれがベストなソリューションだと考えているものの、もちろん、大半のチームの要望とあらば継続して2019年タイヤに取り組んでいくことにもオープンだ」

© ESPN Sports Media Ltd.