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  • アブダビGP - ペナルティ

結果を左右するペナルティはなく大団円

M.S.
2019年12月4日 « 10チームが2020年タイヤを評価 | 2度のPU交換を行ったボッタス »
© Dan Istitene/Getty Images
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2019年シーズンの締めの一戦である第21戦アブダビGPではフェラーリに燃料申告の問題が見つかったものの、レース結果を左右するようなペナルティは発令されなかった。

グランプリ初日にはメルセデスのバルテリ・ボッタスが他車とのインシデントで審議対象となったが、裁定は戒告処分にとどまっている。予選ではトロ・ロッソのダニール・クビアトに危険なリリースがあったとして、チームに罰金が言い渡された。

レースではフェラーリがシャルル・ルクレールのマシンについて行った燃料量の申告が不正確だったことが問題になったものの、レース後に審議が行われた結果、チームに罰金が科されたのみで、リザルトを左右するようなペナルティが言い渡されることはなかった。

その他を含め、アブダビGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

アブダビGP初日:11月29日(金)

【金曜フリー走行1回目】

◆バルテリ・ボッタス(メルセデス)
違反内容:4基目の内燃機関(ICE)、4基目のターボチャージャー(TC)、4基目のMGU-Hを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定:ピットレーン後方からのレーススタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが科された。

【金曜フリー走行2回目】

◆バルテリ・ボッタス(メルセデス)
違反内容:ターン11でのカーナンバー8(ロマン・グロージャン/ハースF1)とのインシデント、国際スポーティングコード附則L第4章2項に違反
裁定:戒告(ドライビング/今季1回目)
裁定理由:スチュワードは証拠映像を確認し、カーナンバー77のドライバー(ボッタス)とカーナンバー8のドライバー、およびチーム代表者らから事情を聴取した。バルテリは接触の責任を受け入れており、オーバーテイクする中での失敗した試みが接触につながったと認めている。

アブダビGP2日目:11月30日(土)

【土曜フリー走行】

◆バルテリ・ボッタス(メルセデス)
違反内容:5基目の内燃機関(ICE)、5基目のターボチャージャー(TC)、5基目のMGU-H、3基目のMGU-Kを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定:ピットレーン後方からのレーススタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが科された。

【予選】

◆ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)
違反内容:安全性に欠けるリリース、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条13項(a)に違反
裁定:トロ・ロッソに罰金5,000ユーロ(約60万円)
裁定理由:スチュワードは証拠映像を確認し、カーナンバー26のドライバー(クビアト)とカーナンバー8のドライバー、およびチーム代表者らから事情を聴取した。カーナンバー26がガレージから安全性に欠けるやり方でリリースされたことが、カーナンバー8の回避行動につながった。

アブダビGP決勝:12月1日(日)

【決勝】

◆シャルル・ルクレール(フェラーリ)
違反内容:不正な燃料申告、FIA国際スポーティングコード第12条1項1(i)に違反
裁定:フェラーリに罰金5万ユーロ(600万円)
裁定理由:スチュワードはチーム代表者、FIA技術委員、FIAシングルシーター・テクニカルマターズから事情を聴取した。TD/014-19は各チームにグリッドに向かう数ラップ、フォーメーションラップ、レース、インラップ、エンジン点火に必要と想定される分としてマシンに搭載する予定の燃料量を申告することを求めている。技術部門代表者はタンクに入れられた燃料をTD/014-19で指定された手順にしたがって確認したことを認めている。チームがカーナンバー16に申告した量と、技術部門代表者の測定した量には4.88kgの誤差があった。したがって、チームの申告は不正確であり、技術指南に違反する。ひいては国際スポーティングコード第12条1項1(i)の違反となる。したがって、スチュワードはチームが不正確な申告に対して5万ユーロの罰金を科されるべきと判断した。

オーストラリアGP:開幕戦では3チームに罰金
バーレーンGP:レース中のインシデントは全ておとがめなし
中国GP:レッドブル&トロ・ロッソ勢のみが処罰の対象に
アゼルバイジャンGP:燃料流量違反とウイングのたわみで予選除外処分
スペインGP:ルノー、不適切なウイング交換でペナルティ
モナコGP:苦戦をものがたる大量ペナルティ
カナダGP:物議をかもしたベッテルのペナルティ
フランスGP:コース逸脱と復帰に厳しい判断
オーストリアGP:白熱のレースにおとがめなし、週末には珍しい違反も
イギリスGP:ただ一人ペナルティを科されたベッテル
ドイツGP:大量のタイム抹消、決勝ではトルクのルール違反
ハンガリーGP:予選での走行妨害以外に目立った違反なし
ベルギーGP:バトルはおとがめなしで後半戦が幕開け
イタリアGP:ベッテルがホームで失態、異例の予選で3人に戒告
シンガポールGP: 実利なくとも違反は違反
ロシアGP:ライコネンがジャンプスタート
日本GP:フェラーリとルクレールに厳正な処分、ハースF1代表は失言で罰金
メキシコGP:3名のみがペナルティの対象に
US GP:ターン19のコース逸脱で大量のタイム削除
ブラジルGP:4名にタイムペナルティ

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