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4名にタイムペナルティ

M.S.
2019年11月20日 « サインツに処分が科されなかった理由 | ルクレールとサインツがPU交換 »
© Mark Thompson/Getty Images
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2019年シーズンもラストレースを残すばかりとなった第20戦ブラジルGP決勝では、4名のドライバーにタイムペナルティが言い渡された。

決勝レースで5秒のタイムペナルティ(レース後に加算されるものを含む)を科されたのはメルセデスのルイス・ハミルトン、ルノーのダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグ、ウィリアムズのロバート・クビサの4名だ。

ハミルトンは表彰台に上ったものの、レース終盤にレッドブルのアレキサンダー・アルボンと競り合う中で接触したインシデントに対するペナルティを受け、後に7位へ後退している。

やはり他車とのバトルで序盤と終盤にペナルティの対象となったルノー勢のリカルドとヒュルケンベルグは、奇しくもその相手が2人ともケビン・マグヌッセン(ハースF1)だった。マグヌッセンは後にこのレースを"自分たちの思うようにいかなかった"と振り返っている。

クビサが問題視されたのはタイヤ交換を終えてピットレーンに戻る際の安全性であり、スチュワードはチームがクビサをリリースしたタイミングには問題がなかったものの、クビサの合流が遅かったと判断している。

その他を含め、ブラジルGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

ブラジルGP初日:11月15日(金)

【金曜フリー走行1回目】

◆シャルル・ルクレール(フェラーリ)
違反内容:4基目の内燃機関(ICE)を使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定:10グリッド降格
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが科された。

(金曜フリー走行2回目はペナルティなし)

ブラジルGP2日目:11月16日(土)

(土曜フリー走行はペナルティなし)

【予選】

◆カルロス・サインツ(レーシング・ポイント)
違反内容:6基目の内燃機関(ICE)、5基目のターボチャージャー(TC)、5基目のMGU-H、5基目のMGU-K、5期目のエナジーストア(ES)、4基目のコントロールエレクトロニクス(CE)を使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定:スターティンググリッド後部からのレーススタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが科された。第23条3項(b)に基づくこのペナルティは当該コンペティターが予選でタイムを計測できなかったことによってFIA F1スポーティングレギュレーション第35条1項に従うグリッドに配置されるという事実に変わりはない。

ブラジルGP決勝:11月17日(日)

【決勝】

◆ダニエル・リカルド(ルノー)
違反内容:ターン4におけるカーナンバー20(ケビン・マグヌッセン/ハースF1)とのインシデント、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項に違反
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードはオンボードカメラや放送用カメラ、CCTVを含む複数の角度からの証拠映像を確認した。ターン4へのアプローチでカーナンバー3(リカルド)はカーナンバー20をパスしようとそのインサイドに動いている。カーナンバー3はコーナーのエイペックスで左フロントを若干ロックアップさせ、アンダーステアになってコーナー出口での接触につながった。スチュワードはカーナンバー3に主たる責任があると判断した。

リカルドの累積ペナルティポイント:7ポイント(2019年11月17日時点)

◆ロバート・クビサ(ウィリアムズ)
違反内容:ピットストップからの安全性に欠けるリリース、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条13項(a)に違反
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードはオンボードカメラや放送用カメラ、CCTVを含む複数の角度からの証拠映像を確認した。カーナンバー33(マックス・フェルスタッペン/レッドブル)がピットストップを終え、ピットレーンのファストレーンを走っていた。カーナンバー88も自身のピットストップを完了した。スチュワードはカーナンバー88のチームが、カーナンバー33がガイドボードに到達する前にカーナンバー33をリリースしたと判断し、チームがリリースした時間も適切だったとみなしている。しかしながら、カーナンバー88がピットストップ位置から出発するのが遅く、カーナンバー33が横に並んだ際にファストレーンに向かったため、カーナンバー33は衝突を避けるためにピットウオールの方へ逸れざるを得なかった。したがって、スチュワードはこれをドライバーに非のある安全性に欠けるリリースと裁定し、カーナンバー88に5秒のタイムペナルティを科す。

クビサの累積ペナルティポイント:2ポイント(2019年11月17日時点)

◆ルイス・ハミルトン(メルセデス)
違反内容:ターン10におけるカーナンバー23(アレキサンダー・アルボン/レッドブル)とのインシデント、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項に違反
裁定:FIA F1スポーティングレギュレーション第38条3項に基づくレース後のタイムペナルティ5秒(レースタイムに5秒加算)、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードはオンボードカメラ、国際放送用カメラ、CCTVを含む複数のアングルからとらえた映像証拠を確認した。カーナンバー23は通常のレースラインを取っていた。カーナンバー44(ハミルトン)がインサイドから追い抜こうとしたものの、オーバーテイクを実現させられるだけの位置取りができず、十分なスペースがないと気づいたときには状況を回避できずに接触につながった。スチュワードはカーナンバー44がターン10で起きたカーナンバー23との接触において、その責任の大部分を負っていると判断し、5秒ペナルティを科すこととする。

ハミルトンの累積ペナルティポイント:3ポイント(2019年11月17日時点)

◆ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
違反内容:セーフティカー出動中にカーナンバー20(ケビン・マグヌッセン/ハースF1)をオーバーテイク、FIA F1スポーティングレギュレーション第39条8項に違反
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント1点(12カ月有効)

裁定理由:スチュワードはオンボードカメラ、国際放送用カメラ、CCTVを含む複数のアングルからとらえた映像証拠、ならびにタイミングデータを確認した。リスタートの際、カーナンバー27(ヒュルケンベルグ)はカーナンバー20をラインの前でオーバーテイクした。これはレギュレーションに抵触する。カーナンバー20がターン1とターン2でカーナンバー27をオーバーテイクし返した。しかしながら、スチュワードはこれが通常のパスであり、カーナンバー27が意図的に道をあけなかったと判断し、軽減する要素とはならないと裁定する。

ヒュルケンベルグの累積ペナルティポイント:1ポイント(2019年11月17日時点)

オーストラリアGP:開幕戦では3チームに罰金
バーレーンGP:レース中のインシデントは全ておとがめなし
中国GP:レッドブル&トロ・ロッソ勢のみが処罰の対象に
アゼルバイジャンGP:燃料流量違反とウイングのたわみで予選除外処分
スペインGP:ルノー、不適切なウイング交換でペナルティ
モナコGP:苦戦をものがたる大量ペナルティ
カナダGP:物議をかもしたベッテルのペナルティ
フランスGP:コース逸脱と復帰に厳しい判断
オーストリアGP:白熱のレースにおとがめなし、週末には珍しい違反も
イギリスGP:ただ一人ペナルティを科されたベッテル
ドイツGP:大量のタイム抹消、決勝ではトルクのルール違反
ハンガリーGP:予選での走行妨害以外に目立った違反なし
ベルギーGP:バトルはおとがめなしで後半戦が幕開け
イタリアGP:ベッテルがホームで失態、異例の予選で3人に戒告
シンガポールGP: 実利なくとも違反は違反
ロシアGP:ライコネンがジャンプスタート
日本GP:フェラーリとルクレールに厳正な処分、ハースF1代表は失言で罰金
メキシコGP:3名のみがペナルティの対象に
US GP:ターン19のコース逸脱で大量のタイム削除

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