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  • ブラジルGP - 金曜フリー走行1回目

アルボンが最速も終盤にクラッシュ

Jim
2019年11月16日
© Mark Thompson/Getty Images
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15日(金)、2019年FIA F1世界選手権第20戦ブラジルGP金曜フリー走行1回目はレッドブルのアレキサンダー・アルボンがトップタイムを刻むも、終盤にクラッシュを喫してしまい、セッションは予定より早く終了した。

ピレリはアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ、通称インテルラゴス・サーキットにC1からC3のドライタイヤを用意したが、激しい雨で幕を開けた最初のフリー走行は雨天用タイヤが主役となった。

あいにくの空模様の中、気温17.2度、路面温度21.5度、湿度90.6%のウエットコンディションでピットレーン出口の信号が青に変わり、大雨とあって出だしは鈍かったものの、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールの2人がウエットタイヤを装着してインストレーションラップを完了すると、アルファロメオ・レーシングもキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィをコースに送り出す。ルクレールは1周だけで引き上げ、他の3人は2周を走ってピットに戻っている。

開始から15分ほどが経過した頃には雨脚が弱まり、ハースF1のロマン・グロージャンに続いてトロ・ロッソのピエール・ガスリーがコースイン。ウィリアムズのガレージからはロバート・クビサのマシンを借りたニコラス・ラティフィが出陣し、そこから徐々にコース上がにぎやかになっていった。

とはいえ、路面コンディションは悪く、どのドライバーもウエットタイヤを履いて水しぶきを上げながら周回しており、多くが1周もしくは2周を走っただけでピットに帰還。マクラーレンのカルロス・サインツだけがタイム計測をスタートし、1分22秒149を記録するとともに周回数を5に伸ばしてチームの元へと戻っている。

先にバルテリ・ボッタスをコースに送り出したメルセデスがコンディションの状況を確認したところ、ボッタスは「インターミディエイトに近いところ」と答えていた。ボッタスは2周してピットに引き上げている。

セッション開始から30分、レーシング・ポイントの2台がシステムチェックに臨んでいるだけで本格的なプログラムに取り掛かっている陣営はいない。レッドブルの2台とメルセデスのルイス・ハミルトンはガレージで待機しており、まだ一度もコースに姿を見せていなかった。

再びコースに向かったルクレールが1分21秒971を刻んでサインツのタイムを上回った頃にはマックス・フェルスタッペンとハミルトンがインターミディエイトタイヤを履いて動き出し、ウエットタイヤを選んだアレキサンダー・アルボンも加わってシステムチェックを完了した。3人は1周の走行で引き上げたが、コース上ではルクレールのほか、マクラーレンとトロ・ロッソの各車がプログラムに取り組んでいる。

90分のセッションが折り返し地点を過ぎた時点でタイムシートには1分17秒285をマークしていたルクレールをトップに、サインツ、ベッテル、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ガスリーの名前が刻まれていた。タイヤはウエットからインターミディエイトに切り替える陣営が増えており、ルクレールのトップタイムはインターミディエイトタイヤで記録したものだ。

ベッテルがインターミディエイトで1分17秒フラットを刻み、最速タイムを塗り替えた直後にスローダウンした様子を見せたが、ストップすることはなく走行を継続。どうやらタイヤのクーリングに苦戦していたようで、ゆったりとしたペースで1周してピットに戻っていった。

残り30分を切ってなお、7名がノータイムの状態で、メルセデスとレッドブルは両ドライバーともタイムを記録していない。レッドブルのガレージではフェルスタッペンがチームメンバーと談笑しており、マシン周辺ではメカニックが忙しく作業していたことから、出陣の様子はうかがえなかった。

ボッタスはインターミディエイトタイヤを履いてコースに向かい、1分16秒台に入れてタイムシート最上位に立つ。路面コンディションは急激に進化しており、一部にはドライラインも見え始めていた。

アルボンは一度、インターミディエイトに履き替えてコースに入るも、タイムを残すことなくピットに戻り、しばらく待機した後、再びインターミディエイトタイヤでガレージを出発、1分16秒399を刻み、ボッタスより0.294秒速いタイムでトップに飛び込んだ。

残り時間5分を過ぎる頃にはドライタイヤが登場し、アルボンがソフト、ボッタスがミディアムのタイヤを履いてコースイン。フェラーリ勢は2人ともソフトタイヤを選んでおり、インストレーションラップを走るにとどめていたフェルスタッペンとハミルトンも合流している。ただ、フェルスタッペンはエス・ド・セナへの進入時にマシンのバランスを崩してしまい、ダンプ路面に足を取られてスピンを喫してしまった。

さらに、ほどなくして今度はアルボンがコースを飛び出してウオールにぶつかり、セッションは赤旗が振られてそのまま終了することになった。アルボンがコースオフしたターン12は芝生のランオフエリアが広めに取られているが、濡れた芝生の上はアクアプレーニングが発生していたと見られ、マシンをコントロールできずにウオールに激突している。悔しがるアルボンにケガはない様子だったものの、マシンは右フロントサスペンションほかダメージを受けた。

結局、フェルスタッペンとハミルトンにはタイム計測の機会がなく、同様にソフトタイヤを履いてタイムを残そうとしていたグロージャンもノータイムでセッションを終えることになった。レーシング・ポイントのセルジオ・ペレスは序盤にウエットタイヤで1周しただけで以降はコースに姿を見せていない。

トップタイムはアルボンが残した1分16秒142、ボッタスが0.551秒差で2番手につけ、ベッテルとルクレールがそれに続いた。トロ・ロッソ勢はガスリーが8番手、クビアトが9番手に並んでいる。

初日2回目のフリー走行は日本時間16日(土)3時にスタートする予定だ。

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