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「飛行機代はシンガポール持ちで」と冗談を言うリカルド

M.S.
2019年9月24日 « 今季初勝利をマークしたベッテル | リバースグリッド提案の背景を説明するブラウン »
© Marco Canoniero/LightRocket via Getty Images
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ルノーのダニエル・リカルドはグリッド後方からのスタートを強いることになったペナルティを受け、シンガポールGPのスチュワードがオーストラリアへの帰りのフライト代金を負担してくれるかしれないとジョークで語った。

予選8番手につけたリカルドだったが、マシンがMGU-Kからレギュレーションで許容される以上のパワーを供給されていたことがセッション後に判明した。その状態が予選Q1で発生したのはわずか0.000001秒――1マイクロ秒――のことであり、リカルドのQ1最速タイムを計測したラップ中のことですらなかった。

予選結果から除外されたリカルドには、レース参加の許可が出されている。レース序盤に20番手から次々とオーバーテイクを披露したリカルドだが、中盤にアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)と接触したことでポイント争いから脱落し、14位でレースを終えている。

スチュワードによって良い結果を"だまし取られた"のか聞かれたリカルドは「そのとおり。セッションを通じて一貫して起こっていたことなら、僕も理解できるさ。すべてのラップで僕が1マイクロ秒ゲインしていたなら、"OK、僕をセッションから除外してよ"ってなる」と話し、次のように続けている。

「でも、それが起こったのはたったの1周、1ミリ秒のためだけにだった。それに、あのラップは僕の予選に影響していない。そのラップを削除すればいいんだよ。トラックリミットのルールでは、アドバンテージを得たらそのときのラップタイムは消去される。そうするのがすごくシンプルに思えるんだけど」

「彼らにはキツイことを言いたいところだよ。でも、それは忘れよう・・・。だけど、僕の気持ちはみんな分かっていると思う。彼らが僕の週末を台無しにしたんだ。飛行機で12時間かけて帰るんだよ。何の見返りもなしに。だから、明日の帰りの便は彼らが払ってくるかもね」

リカルドは『Instagram(インスタグラム)』に次のようなメッセージを投稿した。

「ジェットコースターみたいな週末。予選はうまく行った。それが奪われた。後ろからスタートして(おかげさまで)追い上げたけど、何度か押しつけられ、タイヤがたたきつけられてパンクした。次の周でセーフティカー。バッドタイミング。それにハードタイヤでのリスタート(うれしくない)。それがここでの筋書き。じゃあね、シンガポール」

リカルドはそれでもレース序盤は楽しめたと認めている。また、パンクチャーを喫するに至ったジョビナッツィとのクラッシュも、レーシングインシデントだと感じているという。

F1のレースディレクターであるマイケル・マシは、ルールは理由があって存在しているのであり、いくばくかの余地を作ってしまうのは困難な前例を作ることになると述べた。

「テクニカルな違反については、マーティン・ブランドルにグリッドと行き合ったときに彼が言っていた言葉が最もよく言い表していると思う。"妊娠しているか、そうでないかだ"と彼は言った。それは彼の言葉だが、技術的な違反に関しては、その性質から(違反を)しているか、していないか、のどちらかしかあり得ない。ダニエルには気の毒だが、悲しいことにそういうものなのだ」

「マージンがあるところに、さらにその上にマージンを、と重ねていけば、危険な領域に足を踏み入れることになる。技術的な違反に関しては特にそうだ。そこにはマージンがあり、それが超過された。そのマージンは全員に適用されるものなのだ」とマシは述べている。

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