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モナコダイアリー:「放っといてくれ」ムードのライコネン

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2019年5月23日 « ニキ・ラウダに哀悼の意を表するモータースポーツ界 | 水曜日のメディア対応を免除されたハミルトン »
© Michael Regan/Getty Images
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レース週末のF1パドックは緊張感あふれる忙しい場所だが、ここではモナコGPの舞台裏から軽めの話題をお届けしよう。

ピッチを駆けるF1スターたち

21日(火)夜に毎年恒例のチャリティーサッカー試合が開かれ、参加したレーシングドライバーの中にはシャルル・ルクレールとミック・シューマッハの姿があった。ピエール・ガスリー、アントニオ・ジョビナッツィやカルロス・サインツも含む"ナツィオナーレ・ピローティ"と呼ばれるドライバーチームのキャプテンを務めたのはモナコ大公のアルベール2世だ。試合は競技場のスタッド・ルイ・ドゥで行われた。対戦相手は元フランス代表のウィリアム・ギャラスを含む元プロサッカー選手チームで、彼らが3対2でドライバーチームに勝利した。

一時は3対3の同点になったかと思われるシーンもあったが、ジョビナッツィのゴールは得点とならず。「いいゴールを決めたんだけどな。残念ながらオフサイドだったんだ」と彼は述べた。「でもいい試合だったし、目的はチャリティーだからね。それは良かったよ」

もう一人、悔しそうな様子を見せていたのがマクラーレンドライバーのサインツだ。

彼は2006年にFIFAワールドカップでフランス代表を務め、準優勝したギャラスを相手に技を成功させ、シュートを決めようとしたところをゴールキーパーに阻まれてしまったという。

何が起きたのかと尋ねると彼は笑い、こう言った。「話してあげるよ。僕はギャラス相手に股抜きを仕掛けたんだ。足の間にボールを通したんだよ」

「それでシュートしようとしたら・・・ゴールキーパーが飛び出してきて倒されてしまった。僕の人生最高のゴールになるはずだったのに!」

サインツは今よりも若い頃に良いサッカー選手だったことで知られている。しかし、同じ名前を持ち、ラリー界のレジェンドと呼ばれる父の足跡をたどり、モーターレースの道を進んだ。父の方もレアル・マドリードの入団テストを受けたことがあるほどのサッカー好きで、2007年には同クラブの役員選に立候補したが落選している。

イベントの収益は全てヨーロッパのチルドレンズ・チャリティーズ協会に寄付された。

ライコネン、300戦目のレースにしかめっ面?

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This... is... ALFA! * #300races #MonacoGP #Kimi300

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今週末、キミ・ライコネンはまだ4人しか到達していない300回目のグランプリレース出走を果たし、一流クラブの会員になろうとしている。過去にこの記録を達成しているのはミハエル・シューマッハ(308戦)、ジェンソン・バトン(309戦)、フェルナンド・アロンソ(314戦)とルーベンス・バリチェロ(326戦)だけであり、ここに5人目としてライコネンが加わることになる。ならば盛大にお祝いすべきと考えるだろう? ところが、本人はその話題を出すとげんなりした顔になり、取りつく島もなかった。

「いや、先週と何も変わらないし、次のレースも全く同じだ」と彼は述べた。「結局こんなのはただの数字だよ。そりゃ最初のレースと比べたら違うけど、その後はしばらく続けていれば何も変わらなくなる」

「僕は別に、最多グランプリに(出走したドライバーに)なれるからここにいるわけじゃない。それを聞いても喜びは皆無だね。単なる数字に過ぎないよ。ちょっと前にチームには(目立つことを)何もしなくていいって言っておいたんだ。なのに人々は祝いたがる。ただの数字なのに、何が違うの?」

ケーキや記念の帽子、特別カラーのヘルメットなどはそっとしまった方が良さそうだ。

父とジュール・ビアンキをしのぶルクレール

シャルル・ルクレールがモナコGPで使用するヘルメットには父のエルヴェさんと名付け親だったジュール・ビアンキへの思いを示すデザインが使われている。いずれも故人だ。ビアンキはレース中の事故により重い頭部外傷を負って2015年に、父は2017年の6月に他界している。『Instagram(インスタグラム)』にヘルメットの画像を投稿したルクレールは次のようにキャプションを添えた。

「このヘルメットの半分はジュールのもので、もう半分は父のものだ。この2人がいなかったら僕はここにいない。この特別な週末に全てをささげよう」

注目すべきコメント:

ハーバーの上は厚い雲に覆われており、週末は不安定な天候が予想され、日曜日はウエットレースになるかもしれない。パフォーマンス面への影響について、あるジャーナリストがハースF1チームのケビン・マグヌッセンに尋ねたところ、何ともゆるい答えが返ってきた。

ジャーナリスト:「あなたとしてはウエットレースの方がお好みですか?」

マグヌッセン:「ん~、予選次第だね」

ジャーナリスト:「ではウエットの予選は?」

マグヌッセン:「プラクティスの成り行き次第?」

ジャーナリスト:「ならばウエットのプラクティスはいかがですか?」

マグヌッセン:「(笑)分かんないよ」

© Marco Canoniero/LightRocket via Getty Images
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