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  • アゼルバイジャンGP - ペナルティ

燃料流量違反とウイングのたわみで予選除外処分

M.S.
2019年5月7日 « アロンソ、WECタイトルに王手でインディ500に切り替え | 第4戦で今季初のペナルティ »
© Will Taylor-Medhurst/Getty Images
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シーズン第4戦アゼルバイジャンGPでは2名が予選結果から除外されたほか、土曜フリー走行を除く全てのセッションで処罰の対象者が出た。

グランプリ初日に実施された金曜フリー走行1回目ではアルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィが規定数を超えるパワーユニットエレメントの使用によって10グリッド降格のペナルティを言い渡されている。続くフリー走行2回目ではレッドブルのピエール・ガスリーが計量に応じなかったとしてピットレーンスタートを命じられた。

ガスリーは翌日の予選で最大で1時間あたり100kgに定められた燃料流量を超過したとしてリザルトから除外。アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンもフロントウイングに規定以上のたわみがあったことから予選結果を剥奪されている。この2名にはフリー走行で記録していたタイムを鑑みてレーススタートの許可が与えられたものの、それぞれマシンセッティングを変更してピットレーンスタートとなっている。さらに、予選でクラッシュしたウィリアムズのロバート・クビサもマシンの設定を変更してピットレーンからスタートすることになった。

そのクビサはレーススタートに向けて始動するタイミングが早すぎたとしてドライブスルーペナルティを科されており、後にチームがクビサに謝罪している。レース中盤にはポジション争いをしていたルノーのダニエル・リカルドとガスリーが接触し、リカルドに責ありとの判断が下された。

アゼルバイジャンGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

アゼルバイジャンGP初日:4月26日(金)

【金曜フリー走行1回目】

◆アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)
違反内容:3基目のコントロールエレクトロニクス(CE)を使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定:10グリッド降格
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)および第23条3項(b)に則り、10グリッド降格のペナルティが科された。

【金曜フリー走行2回目】

◆ピエール・ガスリー(レッドブル)
違反内容:計量要請時にピットストップせず、FIA F1スポーティングレギュレーション第29条1項(a)に違反
裁定:ピットレーンからのスタート
裁定理由:スチュワードは証拠映像を検証し、カーナンバー10のドライバー(ガスリー)とチーム代表者から事情を聞いた上で、ドライバーが計量要請時にピットストップしなかったと判断した。当該ドライバーは計量に応じずに走行を継続し、29条1項(a)に反してピットストップしてマシンを持ち上げて4輪全てを交換した。29条1項(a)に違反に対するペナルティはピットレーンからのスタートと定められているため、このペナルティを科すものとする。

アゼルバイジャンGP2日目:4月27日(土)

(土曜フリー走行はペナルティなし)

【予選】

◆ロバート・クビサ(ウィリアムズ)
違反内容:別仕様のリアヒーブスプリングに変更、および、サスペンションセットアップの変更、FIA F1スポーティングレギュレーション第34条2項に違反
裁定:ピットレーンからのスタート
裁定理由:技術委員が提出した証拠を確認したスチュワードはリアヒーブスプリングが予選で使用されたオリジナルのものと異なり、サスペンションのセットアップに変更が行われたと判断し、当該コンペティターにピットレーンからのスタートを義務づけた。

◆ピエール・ガスリー(レッドブル)
違反内容:最大燃料流量を超過、FIA F1テクニカルレギュレーション第5条1項4に違反
裁定:予選結果からの除外
裁定理由:スチュワードは技術委員が提出した証拠を確認するとともにチーム代表者から事情を聴取した。カーナンバー10(ガスリー)が記録したファステストラップにおいて、最大燃料流量が1時間あたり100kgを超過したことが判明している。

◆キミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)
違反内容:60Nの負荷でフロントウイングが5mmを超えてたわむ、FIA F1テクニカルレギュレーション第3条9項8に違反
裁定:予選結果からの除外
裁定理由:スチュワードは技術委員が提出した証拠を確認するとともにチーム代表者から事情を聴取した。第3条9項8に反し、カーナンバー7(ライコネン)のフロントウイングが60Nの負荷がかかった際に5mmを超えてたわんでいたことが判明している。

◆ピエール・ガスリー(レッドブル)
違反内容:SECUのパラメーター変更、FIA F1スポーティングレギュレーション第34条2項に違反
裁定:ピットレーンからのスタート
裁定理由:技術委員が提出した証拠を確認したスチュワードはSECUパラメーターが予選で使用されたオリジナルのものと異なると判断し、当該コンペティターにピットレーンからのスタートを義務づけた。

◆キミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)
違反内容:LHSおよびRHSフロントウイングフラップアジャスターフックの変更、FIA F1スポーティングレギュレーション第34条2項に違反
裁定:ピットレーンからのスタート
裁定理由:技術委員が提出した証拠を確認したスチュワードはウイングフラップアジャスターが予選で使用されたオリジナルのものと異なると判断し、当該コンペティターにピットレーンからのスタートを義務づけた。

アゼルバイジャンGP決勝:4月28日(日)

【決勝】

◆ロバート・クビサ(ウィリアムズ)
違反内容:許可されていないタイミングで指定ガレージを離脱、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条8項に違反
裁定:ドライブスルーペナルティ
裁定理由:スチュワードは証拠映像を確認し、ピットレーンからのスタートを義務づけられていたカーナンバー88(クビサ)が第28条8項に反してフォーメーションラップのスタート予定時刻20分前より前の時点で指定のガレージを離脱して走行したと判断した。

◆ダニエル・リカルド(ルノー)
違反内容:ターン4で接触を引き起こす、FIA F1スポーティングレギュレーション第38条1項に定めるインシデントに関与
裁定:次戦における3グリッド降格ペナルティ、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードは証拠映像を確認し、カーナンバー3のドライバー(リカルド)とカーナンバー26のドライバー(ダニール・クビアト/トロ・ロッソ)、およびチーム代表者らから事情を聴取した結果、カーナンバー3がカーナンバー26に向かって後退して接触を引き起こしたと結論づけた。

リカルドの累積ペナルティポイント:2ポイント(2019年4月28日時点)

オーストラリアGP:開幕戦では3チームに罰金
バーレーンGP:レース中のインシデントは全ておとがめなし
中国GP:レッドブル&トロ・ロッソ勢のみが処罰の対象に

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