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バーレーンテスト最終日:4月3日

Jim
2019年4月4日 « F1がウィル・スミスのスタジオとタッグ | 来季タイヤの開発作業に励んだピレリ »
© Lars Baron/Getty Images
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3日(水)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで実施されたインシーズンテスト最終日はウィリアムズからメルセデスに乗り換えたジョージ・ラッセルがトップタイムを刻んだ。

ウィリアムズのレースドライバーを務めるラッセルはメルセデスのジュニアドライバーとしての契約も有しており、前年王者チームの若手ドライバーテストの1日としてメルセデスをドライブ。今季これまでの2戦でいずれも優勝したマシンを駆ってラッセルが記録したタイムはバーレーンGP週末に自身がウィリアムズマシンで残した予選タイムより2.7秒速い。

レギュレーションでは4日あるインシーズンテストのうち少なくとも2日間は3グランプリ未満の経験しかないドライバーを起用しなければならず、来週末の中国GPを迎えるまでラッセルは若手ドライバーの規定におさまる。そのため、メルセデスはバーレーンで2日しかないレースドライバーの走行を消費することなく、信頼できるドライバーを起用してテストプログラムを進めた。

ラッセルは午後にエンジンを交換したため、走行時間に影響を受けながらも101周を走り込んでいる。

初日は土砂降りに見舞われて4時間の走行中断を余儀なくされたF1サーカスだが、この日は1日を通してドライコンディションに恵まれた。マイレージを稼ぐドライバーの中には、バーレーンGPで悲惨なレースに終わってから初めてフェラーリマシンに乗り込んだセバスチャン・ベッテルの姿もあった。

ベッテルはバーレーンGP週末に新たなチームメイトであるシャルル・ルクレールに遅れただけでなく、後に勝者となったルイス・ハミルトン(メルセデス)とのバトル中にはターン4で単独スピンを喫するミスも犯している。レース後、ベッテルはバーレーンテストの機会に、レースで抱えたハンドリングの問題を解決することに集中すると語っており、テストセッション終了までに103周を走って全体の3番手となるベストタイムを記録。ラッセルとベッテルの間、2番手に食い込んだのはレーシング・ポイントのセルジオ・ペレスだ。

前日にフェラーリからテストデビューを果たしたミック・シューマッハはアルファロメオ・レーシングのマシンに乗り換えてややおとなし目の1日を過ごしている。水曜日は70周を走り込み、F1経験をさらに積んでいく中で6番手タイムを残した。

7度の世界王者に輝いたミハエル・シューマッハの息子として注目を集めるミックはテスト初日にフェラーリマシンでマークした自己ベストよりも0.012秒遅いタイムだったが、マシン間のパフォーマンス差を考えると、ラップタイム自体は改善している。とはいえ、フェラーリ・ドライバー・アカデミーが来年にもF2からF1への昇格が可能かどうかを評価していることから、ミックにとってはF1経験を重ねていくことがより重要と言える。

昨年、ミックとF3選手権でライバル関係にあったダニエル・ティクトゥムはレッドブルのマシンに乗り込んでF1テストデビューを遂げた。イギリス出身のティクトゥムは今年、日本でスーパーフォーミュラを戦っており、今年初めにはプロモーション日として鈴鹿でレッドブルの2011年型マシンであるRB7をドライブしているが、近代F1マシンでの走行は今回のテストが初めてだ。ティクトゥムは135周を走破し、9番手タイムを記録した。

また、初日に続いてピレリのタイヤテストに参加した2度のF1世界チャンピオン、フェルナンド・アロンソはマクラーレンのステアリングを握って69周を走行。ピレリの来季に向けた開発タイヤに協力しながら、マクラーレンには今季型マシンのフィードバックも与えている。

それ以外には、F2ドライバーのジャック・エイトケンがルノーを、ニコラス・ラティフィがウィリアムズをドライブし、2度のF1王者であるエマーソン・フィッティパルディの孫息子ピエトロはハースF1のテスト作業を半日担当した。

【バーレーン - 2019/4/3】

<タイヤコンパウンド(硬―――柔):C1|C2|C3|C4|C5>

順位  ドライバー マシン タイム    周回数  タイヤ
1. ジョージ・ラッセル メルセデス W10 1:29.029  101  C5
2. セルジオ・ペレス レーシング・ポイント RP19  1:29.095  61  C5
3. セバスチャン・ベッテル フェラーリ SF90 1:29.319  103  C3
4. カルロス・サインツ マクラーレン MCL34 1:29.795  21  C3
5. ダニール・クビアト トロ・ロッソ STR14 1:29.911  110  開発用タイヤ
6. ミック・シューマッハ アルファロメオ C38 1:29.998  70  C5
7. アレキサンダー・アルボン トロ・ロッソ STR14 1:30.037  143  C4
8. ランス・ストロール レーシング・ポイント RP19  1:30.049  35  C5
9. ダニエル・ティクトゥム レッドブル RB15 1:30.856  135  C4
10. ロマン・グロージャン ハースF1 VF-19 1:30.903  87  C43
11. フェルナンド・アロンソ マクラーレン MCL34 1:31.006  69  開発用タイヤ
12. ピエトロ・フィッティパルディ ハースF1 VF-19 1:31.209  48  C3
13. ランド・ノリス マクラーレン MCL34 1:31.303  72  C2
14. ジャック・エイトケン ルノー R.S.19 1:31.500  103  C4
15. ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ FW42 1:32.198  100  C4
16. カルロス・サインツ マクラーレン MCL34 1:32.269  60  開発用タイヤ

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