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バクーが2023年までの新契約を締結

M.S.
2019年2月5日 « ザウバーがチーム名を「アルファロメオ・レーシング」に変更 | メルセデスが新カラーのマシンをチラ見せ »
© James Gasperotti/Sutton Images
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5日(火)、アゼルバイジャンGPのプロモーターがF1と新たな契約を結び、今後5年はF1カレンダーに残ることになった。

現行契約は2020年のレース後に終了することになっていたが、新たな契約を結んだことでバクーの市街地サーキットは少なくとも2023年までカレンダーにとどまる。かつてソ連の共和国だったアゼルバイジャンはF1の元CEOであるバーニー・エクレストンと10年契約を結び、2016年に初めてのグランプリを開催していた。しかしながら、当初の契約で行うレースは2020年を最後とするためにオーガナイザーらは中断条項を用い、F1の新オーナーであるリバティ・メディアと交渉のテーブルについていた。

火曜日にバクーで行われたイベントにて、3年の追加契約が結ばれたことが明らかになっている。アゼルバイジャンの青年スポーツ相であるアザド・ラヒモフによれば、これからのレースは「ファンに向けたアクティビティの増加で商業的収入を最大化」すると同時に、「地域や地元企業と連携するためにまったく新しいスポンサーシップのアプローチ」を取るという。

この1週間前にはバクーを含む16のプロモーターからなる団体であるフォーミュラ・ワン・プロモーターズ・アソシエーション(FOPA)が声明を発表し、F1の運営方法に対する高まりつつある懸念を示していた。しかしながら、先週にメキシコがFOPAの声明に距離をおいたのに続き、今回のバクーの発表もFOPAのスタンスと沿わないものであり、ラヒモフ大臣は新契約に"問題はまったくなかった"と述べていた。

2017年にリバティ・メディアがF1の運営を担うようになって以降、契約が更新されたのはベルギー、中国、ドイツ、日本、シンガポールに続いてバクーが6件目となる。また、2020年には新たな開催地としてベトナムの首都ハノイが加わることになっている。

F1のCEOであるチェイス・ケアリーは「アゼルバイジャンGPが今後長きにわたってF1世界選手権のカレンダーにとどまるこの契約更新に、われわれはとてもうれしく思っている。わずかな間に、このレースはシーズンで最も人気のあるレースの一つとなり、常に接戦と見ごたえあるバトルを提供してきた」とコメントした。

「アゼルバイジャン共和国はF1にいる全員を本当に温かく迎えており、美しいバクーの街は世界最高のレースに信じられないくらい素晴らしい風景を添えてくれる。われわれのこのスポーツのファンは皆、4月28日という日をスケジュール帳に書き留めておかなくては。2019年アゼルバイジャンGPの日付だ」

一方、ラヒモフ大臣は「今日はわれわれ全員にとって真に誇らしい日だ。ここ数年はバクーの市民にとって夢の実現であり、われわれのレース週末は単なるアイディアからF1の歴史でも最もドラマティックでエキサイティングなものへと成長した。既にわれわれはこのスポーツで最も象徴的な瞬間の開催地となってきた」と語っている。

「また、私はケアリー氏とF1のすべての人々に、われわれのレースのこんなにも良き友となってくれたことに対して特別な感謝を示したい。今回の新契約はわれわれのレースがファンに向けたアクティビティの増加によって商業的収入を最大化することを可能にし、F1のグローバルなプラットフォームとわれわれの地元や地域ビジネスをつなげるべく、まったく新しいスポンサーシップのアプローチをとるものだ」

「これらのエキサイティングな機会を念頭におき、契約延長に問題があったことはまったくなく、われわれは少なくともあと5年はこの素晴らしいスポーツにとどまることを喜ばしく思っている」

バクーの市街地レースは初年度こそ比較的盛り上がりに欠けたものの、ここ2年は最も見応えあるグランプリの一つとなり、ファンに好まれる舞台としての地位を確立してきた。サーキットにはユネスコの世界遺産に指定されている壁をはじめとする旧市街が含まれるほか、F1カレンダーで最長の部類に入るストレートが盛り込まれている。

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