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メキシコのベニート・ゲラがRoC制覇

Jim
2019年1月21日 « ミックがフェラーリアカデミーに仲間入り | マクラーレンがグランプリレーシングの未来像を公開 »
© Humberto Romero/Getty Images
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20日(日)に開催されたレース・オブ・チャンピオンズ(RoC)でセバスチャン・ベッテルやピエール・ガスリーらF1ドライバーを打ち破り、メキシコ人ラリードライバーのベニート・ゲラが大勝利をものにした。

世界ラリー選手権の下位カテゴリーであるWRC2に参戦するゲラは地元フォロ・ソル・スタジアム――F1メキシコGPの舞台アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスの一部――で行われたRoCに出場して優勝を成し遂げた。毎年恒例のイベントはモータースポーツの異なるカテゴリーからドライバーが出走し、タイトでツイスティなコースでタイムトライアルに挑む。チャンピオンの中のチャンピオンを決めるバトルはグループ別のノックアウト形式で争われ、さまざまなマシンが一騎打ちの勝負で勝ち上がっていく方式だ。

グループステージではゲラが4度のF1王者であるベッテルを打ち負かし、F2ドライバーで7度のF1チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハの息子ミック・シューマッハに次ぐ2位でグループCを突破。事実上、ベッテルを競争からノックアウトした形のゲラを上回っていたミックが優勝候補筆頭だったが、準々決勝で元ザウバードライバーにして現在はメルセデスのシミュレータードライバーを務めるエステバン・グティエレスに敗れてしまった。

ゲラが準々決勝で対戦したのは今年、トロ・ロッソから昇格してレッドブルドライバーとなるガスリーだ。そのガスリーをも撃破して地元ファンを沸かせたゲラは準決勝でグティエレスとの争いを制し、DTMドライバーでル・マン覇者のロイック・デュバルと決勝で対決。ファイナルの序盤2レースに勝った結果、ゲラのRoC優勝が決まった。

これまでベッテルやデビッド・クルサード、ロマン・グロージャンらが制してきたRoCでF1未経験のドライバーが優勝するのは6度のラリー王者であるセバスチャン・オジェが勝利した2011年以来のことだ。ゲラの優勝が驚きを生んだのは過去にRoCに出場したのが2012年だけだったこともある。当時、ゲラはファーストラウンドでノックアウトされている。

数々のドライバーを打ち破ってトップフィニッシュしたゲラは「今の気持ちは本当に最高。言葉を失っているけど、本当にうれしい。これだけたくさんの世界トップドライバーと戦えるなんてすごい。ここに来るまで多くの偉大なドライバーと勝負しないといけなかったし、その中にはF1ドライバーのピエール・ガスリー、エステバン・グティエレス、セバスチャン・ベッテルがいる」とコメント。

「だから、自分にとっては最高の瞬間だし、もちろん、キャリアのハイライトのひとつになる。かなりタフな競争だったけど、1番になれて本当にうれしい。この優勝はメキシコに捧げるよ!」

個人戦の前日にはネイションズカップも実施され、デンマーク出身でル・マンレジェンドのトム・クリステンセンとスウェーデン出身のラリークロス王者ヨハン・クリストファーソンがタッグを組んだ"チーム・ノルディック"が優勝している。チーム・ノルディックと決勝で対戦して敗れたのはベッテルとミックのコンビで挑んだ"チーム・ドイツ"だ。

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