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© Charles Coates/Getty Images
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F1商業部門を率いるショーン・ブラッチズはイギリスGPの今後に向けてシルバーストーンと新たな契約にこぎつけられる願望は持ち続けていると明かしながらも、ロンドン市街地でのレース開催が理想的なシナリオだとも語った。

昨年、シルバーストーンは現行契約の解除条項を行使し、今のところイギリスGPは2019年のレースが最後になる見込みだ。シルバーストーン・サーキットは開催継続の希望を明確にしているものの、既存の契約条件での継続はできないと主張。現行契約はもともと、毎年、開催料が値上がりしていく内容で2027年まで締結されていた。

ブラッチズは先ごろ、F1の公式プレスリリースにて「このスポーツではレースをする場所に関して不変のものは何ひとつない」と主張し、シルバーストーンに警告を発した形になったが、シルバーストーンはそれでも開催料の減額を求めて強硬な態度を崩さない。ブラッチズは新契約に関して双方が懸命に合意を目指しているが、ここ数週間で進捗はほとんどないと明かした。

「われわれとしては心から願っている。前回に話し合ったことと大きな変化はない」と話したブラッチズは「われわれはどちらも純粋に契約を締結しようとしており、事業に関して交渉と話し合いをしているところだ。シルバーストーンは、存在そのものが桁外れのブランドだ。初グランプリの開催の地だ」と続けている。

BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)アワードのセレモニーが開かれた3日(月)、シルバーストーンのマネジングディレクターであるスチュアート・プリングルは同サーキットが過去の契約から学習しているとはいえ、いかなる犠牲を払ってもレースを開催できるわけではないと繰り返した。

『Crash.net』に「単にグランプリを財源とする事業だけだったこともあり苦境に陥っていた。そのため、多角化する必要があり、それに取り組んでいるところだ。ホテルを建設する予定だし、シルバーストーン・エクスペリエンスもオープンし、短期滞在の高級宿泊施設もある。今ではアストンマーチンがテナントとなっている」と語ったプリングルはこう付け加えた。

「いろいろなことが非常にうまく正しい方向に進んでいる。われわれがグランプリを維持したいと言うにあたり、自信を与えてももらっているが、金額を問わないと言えるわけではない。それなしでも生き残れるように、より広範囲におよぶ多角化された事業を展開するつもりだ。ただし、当然、維持できる方がはるかにいい」

イギリスにはグランプリ開催に適したサーキットが不足しており、それによってシルバーストーンの立場は強固なものになっているが、それでもブラッチズはロンドンの市街地で開催するレースがF1の「理想的な」シナリオだと強調する。

「市長室と話し合いをもっており、世界中の都市と話し合っている。確かに、ロンドンの素晴らしいストリートでレースができるチャンスがあれば、それが理想的な状況と言えよう。ロンドンにとっても、世界中のF1ファンにとっても、だ」

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