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  • アブダビGP - 予選

ハミルトンが王者の貫禄でポール獲得

Jim
2018年11月24日
© Charles Coates/Getty Images
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24日(土)、2018年FIA F1世界選手権第21戦アブダビGP予選が実施され、チャンピオンらしい走りを見せつけたメルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。

フリー走行は3回ともトップドライバーが変わり、予選を前に行われた今年最後のフリー走行はメルセデスのルイス・ハミルトンが最速タイムを刻んでいる。

シーズンフィナーレを飾るヤス・マリーナ・サーキットにスーパーソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトのドライタイヤ3種類を用意したピレリは予選Q3用タイヤにハイパーソフトを指定。美しい夕日を背景に気温28.6度、路面温度32.6度、湿度48%のドライコンディションでスタートした予選Q1はトロ・ロッソのブレンドン・ハートレーが先頭でコースに入り、ハイパーソフトタイヤを履いた各車が続く。

フェラーリのキミ・ライコネンが1分37秒フラットでまとめて暫定トップに立った後、相棒のセバスチャン・ベッテルが0.064秒速く走って最速タイムを更新する。メルセデスのハミルトンは3番手にとどまるも、ベッテルに0.076秒しか遅れておらず、バルテリ・ボッタスが4番手に続いた。

遅れて始動したレッドブルのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが最初のアタックラップを完了する前にベッテルが1分36秒775をマークして最速タイムを塗り替えている。レッドブル勢はボッタスを上回って4番手と5番手に並んだ。

ボッタスとハミルトンがそれぞれ自己ベストタイムをマークして2番手と3番手に上がり、Q2進出を確実にしてピットに引き上げると、中団グループを中心に2セット目のハイパーソフトを投入したドライバーたちがガレージを離れる。

100分の数秒がポジションに大きく影響したQ1終盤のバトルは激しさを増し、当初はトップ10に近い位置につけていたトロ・ロッソ勢が徐々にポジションを落としていった。Q1最後のアタックラップで4番手に飛び込んだフォース・インディアのエステバン・オコンなど、自己ベストタイムを更新できたドライバーも多かったが、トロ・ロッソの2人はどちらもセクター3でタイムロスがあり、ハートレーは16番手、ガスリーが17番手でQ1敗退を喫している。

ガスリーはパワーユニットに問題が生じたようでピットにたどり着けず、コース上にマシンを止めて予選を終えた。

その他、マクラーレンのストフェル・バンドールン、ウィリアムズのセルゲイ・シロトキンとランス・ストロールがQ1で姿を消している。

15分間で争われたQ2ではトップ3チームに加えてフォース・インディアもウルトラソフトタイヤを投入し、最初のアタックラップを終えて1分35秒693をたたき出したハミルトンがタイムシート最上位に立った。ハイパーソフトよりも好タイムを見せたハミルトンは2番手につけた相棒ボッタスに0.699秒、3番手以下には1秒以上のリードを築いている。フェラーリやリカルドがトップ5に名を連ねる中、タイミングをずらして走り始めたフェルスタッペンは1分37秒台で10番手にとどまる。

Q2終盤は上位勢もハイパーソフトに切り替えたが、レース戦略を踏まえてタイム更新を回避したドライバーが多い。ただ、ベッテルだけはウルトラソフトを継続し、新しいセットを履いて2番手タイムをマークするも、ハイパーソフトタイヤでアタックしたフェルスタッペンが自己ベスト更新を果たして2番手に飛び込んでいる。

セッションを通してタイムシートの変動が多く、わずかな差がポジションに影響したQ2は11番手だったルノーのカルロス・サインツほか、ザウバーのマーカス・エリクソン、ハースF1のケビン・マグヌッセン、フォース・インディアのセルジオ・ペレスが14番手でノックアウトされ、これがF1最後の予選となったマクラーレンのフェルナンド・アロンソは15番手に終わった。

ポールポジションをかけて争われたQ3は序盤のアタックラップでフェルスタッペンがペースに伸び悩んだ一方、ハミルトンは1分35秒295を刻んでトップの座をキープし、0.057秒差でベッテルが2番手に控えてラストアタックに備えた。ボッタスとフェルスタッペンはハミルトンに0.1秒と少しのギャップだったが、ライコネンとフェルスタッペンは0.2秒以上離されている。

ニュータイヤを投入して挑んだ最後のアタックラップはメルセデスコンビがスピードに乗って好タイムをマークしており、1分34秒794を刻んだハミルトンにボッタスは0.162秒届かず。ライバル勢がメルセデスのタイムを上回れなかったため、今季の世界王者であるメルセデスが最終戦のフロントロー独占を遂げ、ドライバーズチャンピオンのハミルトンがポールポジションを獲得した。

3番手にはベッテルが入り、チームメイトのライコネンが4番手、レッドブルはリカルドとフェルスタッペンが5番手と6番手に並んでおり、今年のコンストラクターズ選手権トップ3のオーダーそのままの予選結果となった。

ベスト・オブ・ザ・レストの座を手に入れたのはハースF1のグロージャンだ。8番手にザウバーのシャルル・ルクレール、フォース・インディアのエステバン・オコンに次いでルノーのニコ・ヒュルケンベルグが10番手につけている。

2018年シーズン最終戦アブダビGP決勝レースは25日(日)日本時間22時にスタートする予定だ。

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