News

  • F1

ブラウン、フェルスタッペンは感情制御を学ぶべき

Jim
2018年11月13日 « ホワイティングがオコンとフェルスタッペンの一件に見解 | トロ・ロッソ、オーダーを巡り無線で激しい応酬 »
© Charles Coates/Getty Images
拡大

理解はできるが正当化はできない――ブラジルGP決勝レース後に発生したマックス・フェルスタッペンとエステバン・オコンの口論に対するF1モータースポーツマネジングディレクター、ロス・ブラウンの見解だ。

フェルスタッペンがラップリーダーだった場面で周回を取り戻そうとしたオコンと接触し、リードを失ったフェルスタッペンはチェッカーフラッグが振られた後、計量待ちしていたオコンに近づくと、胸を3回にわたって小突いた。ブラウンはレース後のインシデントについて、フェルスタッペンが対応すべき性格の欠点だと指摘しつつも、だからといって5番手スタートながらレース中盤すぎには先頭に躍り出たフェルスタッペンの素晴らしいレースが否定されるわけではないとも語っている。

「過去10年、2列目以降のスタートだったドライバーでブラジルGPを制した者はおらず、マックス・フェルスタッペンはそれにかなり近づいていた。彼は5番手スタートであり、前からスタートした4人のドライバーをすべて追い抜いたものの、優勝にはそれだけでは足りなかった」

「エステバン・オコンとの接触はオコンがピットストップを終えた直後に周回を取り戻そうとして発生し、マックスにとっては大打撃となり、スピンを喫してハミルトンに(優勝の)ドアを開けてしまった」

「終盤にもプッシュしていたが、リードを再び得るには十分でなく、その後、パルクフェルメで怒りを爆発させたマックスはオコンに身体的接触を試みた。啓発できるものではなく、無理もないとは思うが、当然、正当と認められるものではない」

「オコンとのインシデントは残酷だったとはいえ、その後にマックスが見せた行動はキャリアにおける大きな成長はありながらも、次のステップには必要不可欠な、こういった状況での感情のコントロールができないことを示している」

「とはいえ、彼がまだ非常に若いことを忘れてはならない。彼の行動は正当化できないが、インシデントに対する彼のフラストレーションは誰もが理解できるはずだ。繰り返しになるが、レースを終えて、この結果があるにせよ、マックスの素晴らしいパフォーマンスが打ち消されるようなことがあってはならない。結局のところ、2台のフェラーリと2台のメルセデスをオーバーテイクできることなどそう毎日あるものではないのだ」

「マックスが今回のことやペナルティを受けたことなど、出来事すべてから学んでくれるものと確信しているし、ドライバーとして、そして主に人として、成長し続けてくれると信じている」

一方で、オコンにも今回のレースから学ぶよう求めたブラウンはフェルスタッペンに対するオコンの判断が、2014年にF3タイトルを争ったことに端を発しているのではないかと示唆した。

「それから、ブラジルGPの重要な場面を生み出したもうひとりの主役について話そう。エステバン・オコンだ。当時、明らかに彼の方が速かったことを考えれば、オコンが自ら周回を取り戻したがったことに関しては完全に正当ではあるものの、F1初優勝をかけているかのようにバトルを繰り広げながらフェルスタッペンを追い抜く必要は一切なかったと言わざるを得ない」

「彼はレース中に科せられた10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティに見合っている。ドライバーたちは自分がファンにとってはもとより、彼らの足跡をたどることを目指す若者にとって、ロールモデルであることを忘れてはならない。レース中にオコンがマックスに攻撃していた時、単純にポイントを取ろうと思っていたわけではないと思う。あの場面のあの瞬間にとらわれて、よく考えていなかったように思う。下位グループでのバトルに熱意を燃やしていたとしても、レースリーダーと最後まで競うことがベストプランではないかもしれないとは考えなかったのだろう」

「全体的に見ればフェルスタッペンにとってもオコンにとってもレッスンになった。一瞬で忘れ去ってはいけないレッスンだ。彼らの学習曲線の新たなパートに過ぎない」

© ESPN Sports Media Ltd.