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フェラーリがオーダーを出さないことに驚くハミルトン

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2018年10月4日 « 今後も必要に応じてオーダーはあり得るとボッタス | F1に突然のHaikuブーム到来す »
© Charles Coates/Getty Images
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歴史的に明確なナンバーワンドライバーを設けてきたフェラーリが2018年に明確なチームオーダーを出していないことは驚きだとハミルトンは言う。

4日(木)の鈴鹿のパドックでもチームオーダーの話は尽きなかった。先週末のロシアGPでメルセデスがドライバー入れ替えた判断は大いに物議を醸している。バルテリ・ボッタスはソチでポールポジションからスタートし、上位勢が1度限りのピットストップを終えた後もレースをリードする立場だった。しかし、2番手のハミルトンにセバスチャン・ベッテルが近づき始めると、チームは無線でポジション入れ替えを命じた。F1の中でもこれに対する見解は大きく分かれる。

楽な勝利を飾ったハミルトンはチャンピオンシップのリードを今季最も大きい50ポイントに伸ばし、残す5戦を迎えることになった。

「僕らはあの1戦でチームオーダーを使い、その他のレースではチームとして戦ってきた」と週末の日本GPを前にハミルトンは述べた。「今年はこれまで、例えばバルテリがトップ5にいなくて、フェラーリ、僕、フェラーリという状況になり、フェラーリ勢が協力したことがあった。彼らは1人をストップさせて、僕をストップに追い込もうとするんだ」

「そうやって時にチームとして戦ったことはあるけど、モンツァのような重要な場面ではしなかった。サプライズか? と聞かれればそうだね。それは彼らが過去にしてきたことなんだから。どうして変えたのかは僕の知るところじゃない」

これはハミルトンにとってセンシティブな話題であり、彼はロシアの後、ボッタスのことを考えずにはいられないのだと認めている。

「それが起きた瞬間から今日まで、ずっと考え続けている」と4日(木)にハミルトンは述べた。「理解できたとは思わない。(でも)受け入れて前に進むしかないんだ」

「僕も気持ちは真っ二つに割れている。50%の人々と一緒だよ。一方ではこう思い、もう一方ではああ思う。月曜日にファクトリーに行って、そこにいた50%の人たちも同じ思いだったに違いない。それでもみんなからのサポートは素晴らしかったけどね」

「僕らは1つのチームとして、この経験の全てを通して団結していられた。バルテリのために乾杯もしたんだ。900人ほどの人たちみんなでね。すごく感動的だったよ」

F1でチームオーダーは禁止するべきかとハミルトンは質問された。

「僕の思いは分かれている。チャンピオンシップが2つあるという意味でこれは最も変わったスポーツだ」と彼は述べた。「サッカーや他のスポーツみたいにみんなで1つのゴールに向かうのと違い、ここには2つのゴールがあるんだ」

「ところが、勝てるのは1人だけなのにドライバーは2人いて、チームのチャンピオンシップにも勝たなきゃならない。その2つのゴールを達成しなきゃならないという矛盾に直面することになる。そこには難しい力が働くんだよ。チームはチャンピオンシップで勝つために協力するけど、ドライバーズチャンピオンシップにも勝ちたいと思う。でも、それに勝てるのは1人だから、ドライバーをひいきしたくないチームとしては矛盾に直面してしまう」

「昔、マイケル(シューマッハ)とルーベンス(バリチェロ)でそれをやったレースを見ていたよ。当然ルーベンスには同情した。彼は勝利にふさわしい素晴らしい仕事をしたんだからね。でもレーサーとしての僕は、チャンピオンシップのために仕事をするってことがどういうものか知っている。彼らはマイケルを勝たせるためにチームとして戦ったんだ」

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