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フェラーリは「イタリア風すぎる」とエクレストン

Jim
2018年9月30日 « ベッテル、フェラーリ有利の主張はメルセデスの美辞麗句 | 「厳しい現実もある」とウォルフ »
© Andrej ISAKOVIC / AFP
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バーニー・エクレストンは今年、フェラーリがメルセデスとの競争に苦戦している理由として、F1を支配していた2000年代初頭にチームを支えていた透明性のある体制から程遠いことを指摘している。

ここ数カ月、強力なマシンを有するフェラーリの方が優勝候補筆頭と見られていたレースが多かったものの、事実、ドライバーズおよびコンストラクターズの両選手権ともルイス・ハミルトンとメルセデスがセバスチャン・ベッテルとフェラーリを引き離しにかかっている。F1の歴史においてすべてのシーズンを戦ってきたのはフェラーリだけであり、1970年代後半に始まり2017年初頭にリバティ・メディアに譲渡するまで続いたエクレストン政権を通して影響力を持ち続けてきた。

2018年にフェラーリが伸び悩んでいる理由について問われたエクレストンには『ESPN』に「イタリア風すぎる。誰かにも言ったが、昔に戻ってしまった」とコメント。

エクレストンが言う昔とは、フェラーリが低迷していた1980年代から1990年代初頭にかけてのこと。その後、フェラーリは監督にジャン・トッド(現FIA会長)を指名し、イギリス出身のロス・ブラウンをテクニカルディレクターに、チーフデザイナには南アフリカ出身のロリー・バーンを招へいした。これらの動きと同時に、1996年にはミハエル・シューマッハがベネトンから移籍、2000年から2004年まで5年連続ドライバーズ選手権制覇を成し遂げ、コンストラクターズ選手権は1999年から2004年の6連覇を達成し、F1史上最大の長期政権として歴史に刻まれている。

トッドやブラウンがフェラーリ入りする以前の時代のことかと聞かれたエクレストンは「そうだ、その前の話だ」と認め、次のように続けた。

「トッドが呼ばれ、いろいろなことを彼が見ていたので、それほどイタリアっぽくなることはなかった。それに、マイケルがチームを動かしていた。つまり、すべてが少し違っていた。今の彼らはそういったセットアップを失っているように思う」

また、フェラーリの運営方法がメルセデスとの戦いに影響しているとも語ったエクレストン。メルセデス・ベンツのワークスチームでありながら、ドイツの自動車メーカーおよび親会社のダイムラーはレースチームの運営をクリスチャン・トト・ウォルフに任せているが、フェラーリの幹部らは伝統的にチームの細かい点まで管理している。

「フェラーリとメルセデスは完全に異なるやり方を取っている。そうだろう。メルセデスは純粋にレースをやるためのチームであり、メーカーとは関係がない。フェラーリは自動車製造をケアしながら、多かれ少なかれF1パフォーマンスと連動させている。つまり、異なる方法で運営されているのだ」

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