News

  • メルセデス

若手のために3台体制を求めるメルセデス

Me
2018年9月6日 « チームオーダーは必要ないとベッテル | ハッキネン、「敗因はフェラーリの指導力不足」 »
© Manuel Goria/Sutton Images
拡大

才能ある若手がF1のトップにたどり着くチャンスを逃さないようにするためには、チームを3台体制にするのが一番だとメルセデスは考えている。

レースドライバーのルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスの他に、メルセデスはフォース・インディアのエステバン・オコン、元ザウバーのパスカル・ウェーレイン、そしてF2選手権リーダーのジョージ・ラッセルを契約下に置いている。その3人のドライバーたちの将来はどれも不透明な状況にあり、オコンはランス・ストロールと交代させられると見られており、ウェーレインはF1で2シーズンを過ごした後、戻れる確証がないまま今季はDTMに復帰した。ラッセルは今季F2のタイトルを獲得できそうだが2019年のF1に昇格できる保証はない。

3人全員に選択肢が不足しているのを見たクリスチャン・トト・ウォルフは、F1において若手ドライバープログラムを持つことに本当に意味があるのかと疑問を抱かずにいられないという。

「この通り、3人の本当に優秀な若者たちが機会を得られず立ち尽くしている」と彼はオコン、ウェーレイン、ラッセルに言及した。「そろそろわれわれが将来的にどうしたいのかを決断しなければならない段階に来た。ジュニアチームに投資するというのは選択肢として存在しない。若手ドライバーをキープするためだけに毎年ジュニアチームに8,000万、9,000万、1億を投じるようなことはしたくないからだ。また他方で彼らがメルセデスドライバーという烙印(らくいん)を押されてしまうのでは、売り出し計画としてベストではない」

「私の心はレーサーなので、今でも才能ある者はサポートし、育成すべきだと思っている。彼らのために解決策が見つかることを望んでいるよ。もし解決策が見つからなければ、私は将来的にジュニアプログラム自体を疑問視するようになるだろう。そしてまたペイドライバーのモデルに戻るまでだ」

「こうしたプログラムを発明し、過去に成功を収め、それをプッシュしてきた一番のリーダーはレッドブルだ。今ではフェラーリがジュニアプログラムを持ち、われわれもジュニアプログラムを持ち、ルノーもジュニアプログラムを持っている。だが、彼らにF1で居場所を見つけられなければ、それは大きな意味をなさないものとなってしまう。それはF1のドライバーレベルというものを考えても残念だよ」

「ジョージ、パスカルとエステバンの結末次第で、それについては今年の終わりに理事会、そして経営陣と話し合うつもりだ」

簡単で費用効果に優れた解決策は、トップチームに若手ドライバー専用のサードカーを許可することだとウォルフはいう。

「ビッグチームは若手ドライバーというリスクを選ばない。それは退屈だと思われるだろうし、私も退屈だと思う。われわれはリスクを取るべきなんだ。トップチームは18歳や19歳の有能な若手を起用し、彼らにチャンスを与えるべきだ。だが、まだ完全ではない発展途上の者を乗せれば、ドライバーズ選手権やコンストラクターズ選手権で敗れる恐れがある。だからわれわれはそれを避けてきたし、フェラーリも過去に避けてきた。そこに疑問を呈する必要がある」

「私には単純な解決策がある。われわれにサードカーを認め、そこに若手ドライバーを乗せることを義務づければいい。マシンに乗れる期間は最大2年間とする。コストはそれほど膨大ではなく、グリッドは満員になり、フレッシュな顔ぶれがこの世界のベテランと戦って素晴らしいショーになるだろう。時にはわれわれを驚かしてくれるかもしれない。だが、若手ドライバーのためだけにもう1つチームを持つというのは私には理解できない」

© ESPN Sports Media Ltd.