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「ウイングマン」と呼ばれ、傷ついたボッタス

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2018年7月30日 « ザウバー、前半戦は予想よりポジティブ | ウォルフが"ウイングマン"発言を釈明 »
© FERENC ISZA / AFP
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フラストレーションを抱えてハンガリーGPを終えた直後、クリスチャン・トト・ウォルフに"センセーショナルなウイングマン(サポート役)"と呼ばれたことを知り、バルテリ・ボッタスは傷ついた表情を浮かべた。

ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンがレース序盤にリードを築く中、ボッタスはフェラーリ勢を抑えながら2番手をキープしていた。しかし、ボッタスはフェラーリの脅威に備えて早めに最初のピットストップに入ることを強いられ、レース後半はハミルトンがタイトルを争うセバスチャン・ベッテルを抑えて走り続けた。

ハミルトンの逃げ切りが確実になった終盤まではうまくいっていた。しかし、レースが残りわずかというところでボッタスはベッテル、そしてレッドブルのダニエル・リカルドと立て続けに接触し、2番手から5番手に後退してしまった。

レース後『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』に対し、ウォルフは次のように述べている。「少しほろ苦い気分だ。どうしてだろう。あれほどセンセーショナルなウイングマンとなってくれたバルテリには表彰台がふさわしかったと思うからかな」

この発言はボッタスにとってあまりうれしいものではなかったようだ。

「第一に、"ウイングマン"っていうのは傷つくな」とウォルフの言葉を聞かされた彼は述べた。「第二に、僕にとってポジティブなものは何も見当たらない。あの1ストップはうまくいくと思っていたんだ。なのに、キミをカバーしなくちゃならなくて、早めにストップしないといけなかったんだ」

「ラスト20周までは全て問題なかったし、ペースもポジションもうまくコントロールできていた。でも、リアタイヤがもう限界に来ていたんだ。僕はポジションを守ろうと最善を尽くしたよ。精いっぱいアグレッシブにね。でも最後はフロントウイングは壊れるし、何もかもめちゃくちゃになってしまった」

メルセデスでハミルトンの隣を走るということは、"ウイングマン"役を求められるということなのかと聞かれ、ボッタスは答えた。「それについてはレース後に話す必要があるかもね。1年はもう半分を過ぎた。ポイント差は大きいから、チームはどこかの時点で判断するだろう」

その1時間後、ボッタスはこの発言について真意を明らかにしている。

「少し文脈を取り違えたニュースが出回っている。トトがこのレースで僕がパーフェクトなウイングマンだったと言ったことで、僕はボスたちのミーティングを招集してなんかいない。そんな必要はないんだ。レースの最終リザルトにがっかりしていて、あの時は一瞬、全てをネガティブな目で見てしまっただけ。彼の言いたかったことは理解している」

「同様のレースでルイスが同じ状況だったとしても彼は同じことを言っただろう。僕らは対等だし、それについてはチームのことを100%信頼している。全て問題なしだ。これからもプッシュを続ける! いつかいい時は来るよ」

ベッテルがパスを仕掛けたところからボッタスのレースは崩れ始めた。ターン1ではフェラーリドライバーがわずかに前に出て、2人はサイド・バイ・サイドで次のコーナーへ。イン側にいたボッタスはタイヤをロックさせ、彼のフロントウイングがターンインしてきたベッテルの後部をかすめた。さらに数周後、ボッタスは今度はリカルドに捕まり、エイペックスでアンダーステアを起こしてレッドブルのサイドに衝突してしまった。

リカルドとの件はすぐにレース後の審議対象となり、これを見たチームは続く周でリカルドにポジションを譲るようボッタスに指示。審議後、ボッタスは10秒の加算ペナルティとスーパーライセンスのペナルティポイントを2点を加算されたが、5位フィニッシュという順位には影響しなかった。

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