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訃報直後のレースは「いいこと」とベッテル

Jim
2018年7月28日 « 「普通の金曜日」に満足するバンドールン | フォース・インディアはひとまず「通常営業」 »
© Andrej ISAKOVIC / AFP
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セバスチャン・ベッテルは今週、元会長のセルジオ・マルキオンネを亡くしたばかりのフェラーリにとって、すぐにレースに挑まなければならない状況は良いことだと思うと明かした。

先週末には病状悪化を理由に退任が発表されていたが、25日(水)、マルキオンネが66歳でこの世を去ったことが明かされた。ハンガロリンクに設置されたフェラーリのホスピタリティ施設には半旗が掲げられ、全チームのメンバーが喪章をつけてグランプリに臨んでいる。また、フェラーリマシンのコックピット上部には黒線が描かれている。

加えて、フェラーリはドライバーたちがテレビカメラの前に登場する必要があるグランプリ初日が終了するまですべてのメディア対応をキャンセル。先のドイツGPで先頭を走りながらもリタイアを喫し、チャンピオンシップのリードを取り戻したいとハンガリーに乗り込んだベッテルは走行後、チームにとってすぐにレースに挑戦できる状況が必要だったと語った。

「マシンに集中するのがベストだと思う。だって何をやるか分かっているから。もちろん、簡単じゃなかったけど、今日の作業は問題なかったはずだよ。頭を切り替えて、ここでやるべき仕事に集中するにはみんなの前でたくさんの仕事に囲まれることが最善なんだと思う」

「頭を切り離して次にやるべきことに集中できるから、すぐにレースがあったのはとてもよかったんじゃないかな」

チームメイトのキミ・ライコネンは「違いはそれほどないよ。もちろん、僕たちにとって最高のタイミングじゃないのは確かだけど、こういうものだから。当然、いつも通りに努めるし、ベストを尽くして自分たちにできるベストな結果を手に入れる」とコメントしている。

2014年にルカ・ディ・モンテゼモーロの後を継いでフェラーリ会長兼CEOに就任したマルキオンネはフェラーリがトップレベルの成功を取り戻すきっかけとなった改革に不可欠な役割を果たし、同年に現チーム代表としてマウリツィオ・アリバベーネを起用、2016年には技術部門の改革も監督してきた。

F1の政治においても強い発言力と影響力を持ち、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の会長兼CEO職を持する予定だった来年以降もフェラーリにはとどまることになっていた。2021年のF1ルール改定に関する交渉に重要な役割を担っており、2017年にF1オーナーのリバティ・メディアが初めてエンジンレギュレーションを提案した際には、その内容が変更されない限りF1撤退もやむなしとの脅威を示していたほどだ。

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