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メルセデスの謝罪は「異様」とホーナー

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2018年7月4日 « マクラーレンがブーリエの辞任を発表 | 再編は「チームを正常に戻すため」とブラウン »
© GEORG HOCHMUTH / APA / AFP
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オースリアGPで起きた戦略ミスへのメルセデスの対処は"異様"だとレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が首をかしげ、同じ状況であっても自分たちのストラテジストがチーム無線で謝罪するなどということはあり得ないと語った。

先週末のグランプリでメルセデスは2台そろってリタイアし、ポイントを取れずに終わった。しかし、ハミルトンはリタイアする前にレースをリードしていたにもかかわらず、バーチャル・セーフティカー中にピットに呼ばれず、ピットウオール側の失態によってその座を明け渡してしまっていた。なぜリードを失うことになったのかを説明しようとしたメルセデスのチーフストラテジスト、ジェームス・ボウルズは、チーム無線で2度にわたってハミルトンに謝罪。その声は公式映像に乗って世界中に公開された。

メルセデスが4度のワールドチャンピオンであるハミルトンのモチベーションを上げるために謝罪しなければならないと感じるのは不思議だとホーナーは言い、自分のチームでそのようなことは考えられないと述べた。

「ドライバーは一人一人違うし、私はルイスと仕事をしたことがないので、何が彼のスイッチを入れるのかは知らないが、4番手になったドライバーにリードを取り戻させるために誰かが身投げするようなまねをしなければならないというのは、かなり異様なことだと思う」とホーナーは述べた。「メルセデスは先頭にいることに慣れきってしまったのだろうね。予選でフロントローになるのも当たり前、レースでポディウムに上がれなければ大惨事なのだろう」

彼はさらに続けた。「他のチームの複雑な事情は知らないので、とやかく言う筋合いはないが、チームとして大事なことがことがある。それは、チームとして勝ち、チームとして負けることだ。だからこそ、われわれはあまり――いや、めったに――個人の成功や失敗に触れないんだよ。そうしてしまえばその個人に対し、あまりに不公平な監視の目やプレッシャーが向けられてしまうからだ」

「つまり、個々の責任と考えるのではなく、チーム全体の連帯責任とするのがわれわれのフィロソフィーだ。もちろん、責任の所在はどこかになければならない。だが、それは閉じたドアの向こうの適切な環境で対処されることであり、公開の場でなされるものではない」

メルセデスはオーストリアでもろさをのぞかせたとホーナーは感じており、自分たちはプレッシャーをかけ続けて、さらなるエラーを誘いたいと考えている。

「メルセデスの歴史を見れば、基本的にチームはロス(ブラウン)が数年前に構築したままなのが分かる。もちろん、拡大はしているし、この数年の彼らは巨大なアドバンテージを持っていた。彼らにとって唯一の競争といえば自分たちのドライバー同士の内部対決だった」

「つまり、彼らは一度も――あるいはチームマネジメントは一度も――シーズン全体を通しての真っ向勝負というのを経験していない。そして当然ながら、1年の終わりが近づけば近づくほど、プレッシャーというのは高まるものだ。これは彼らにとっては新しい経験なんだ。非常に有能な人々の集まりなのは間違いないが、もし、われわれがプレッシャーを与えられるほどに近づけるとすれば、そうすることが自分たちの役目だ。プレッシャーをかければメルセデスにもミスは起こるというのが分かったのだからね」

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