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「退屈なF1」の声にブラウンが反論

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2018年6月13日 « 2戦連続でペナルティポイントなし | タイトルを取れるマシンとは長らく無縁だとアロンソ »
© Octane/Action Plus via Getty Images
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ポジションの入れ替わりがたった22回しかなかったカナダGPを受け、F1は退屈なレースを配信しているのではないかとの懸念にロス・ブラウンが口を開いた。

活気のない日曜日のレースの2週間前には、同じように行列のまま進むモナコGPを見たばかりだ。折しも、2019年からオーバーテイクを促進するためのテクニカルレギュレーションについて議論が繰り広げられている。カナダではもっとエキサイティングなレースが生み出されることを予想していたというブラウンだが、彼はモントリオールのレースウイナー、セバスチャン・ベッテルが述べたように、どのスポーツにもエキサイティングなイベントがあれば退屈なイベントもあると同意した。

「今年のチャンピオンシップバトルは本当にエキサイティングだ。だが、確かにモントリオールもモナコと同じく、レースよりも予選の方が面白かったかもしれない」とブラウンは述べた。「公国の市街地では予想できることだが、通常とてもエキサイティングで、最後までウイナーが分からないレースを提供するノートルダム島のサーキットでは思いがけないことだった」

「たった2戦に基づいてF1が退屈だと言う者たちへの最善のレスポンスは、レース後の記者会見でのベッテルの言葉だろう。"今年はここまで7戦して、そのうちのいくつかは素晴らしかったし、いくつかは退屈だったと思う。来週からワールドカップが始まるけど、そこにはきっとエキサイティングじゃないゲームもたくさんあると僕が保証するよ。それでも人々は見るだろうし、その中のいくつかのゲームは素晴らしいものになるはずだ。それを僕らは楽しみにしているんだ。でも、ずっと盛り上がり続け、良くなり続けることなんてことはあり得ないよ"と彼は言った」

「セバスチャン同様、私もサッカーファンだ。私も今までトップチーム間のゲームが退屈な無得点のドローに終わるのを見たし、おそらくは来るワールドカップでもそういうゲームがあるだろう」

しかし、ブラウンもカナダでの上位6台――フェラーリ、レッドブルとメルセデスのドライバーたち――の築いたギャップはあまりにも大き過ぎたと認めており、そのギャップを縮めることを目指した2021年以降の新レギュレーションの重要性を強調した。

「われわれが必ず成し遂げるべきなのは、F1が目を見張るような予想外のレースを確実に提供できるようにすることだ。それにはより公平な競争の場でなければならない。カナダでは再び、トップチームの6台のマシンのみがリードラップでレースをフィニッシュした――ベスト・オブ・ザ・レストだったルノーのニコ・ヒュルケンベルグは周回遅れだ」

「今年になって他の場所でもそれは起きており、スポーツにとって良くないことだ。サッカーでもこうしたことが起こるというのは本当だよ。だが、比較を続けるなら、サッカーでは2016年のイングランド・プレミアリーグでレスター・シティが優勝したり、今年のフランス杯でレ・ゼルビエが決勝に進出したりといったおとぎ話のようなシナリオもある」

「次の時代のF1はそうしたものを提供できなければならない。それは基準を引き下げるということではないよ、むしろ正反対だ。誰が勝つかを決めるのは、予算の規模だけではなく、才能と独創性が大きな要素であるようにすべきだ」

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