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レッドブルの衝突は現行ルールの欠陥を示すとブラウン

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2018年5月2日 « ハミルトン、ベッテルのリスタートは違反だと糾弾 | 2019年のマイアミ市街地レースに現実味 »
© Sutton Images
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日曜日に起きたマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドのクラッシュは、レース後に話題を提供したばかりでなく、現代F1が抱える大きな問題の1つを浮かび上がらせたとロス・ブラウンは考えている。

39周目に同士打ちを演じたレッドブルドライバーたちはそこで共にレースから姿を消した。事故は、4番手を争っている最中にリカルドがフェルスタッペンをパスしようとし、直前でチームメイトにドアを閉じられてしまったことによって起きた。ブラウンはどちらのドライバーが悪いとは指摘しようとしなかったが、この件を引き合いに出して、彼が現在懸念している空力レギュレーションのレースに与える影響について論じ始めた。

「アゼルバイジャンGPの鍵となったターニングポイントの1つは、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンのチームメイトクラッシュだ」とブラウンは述べた。「誰の責任だとか、チームがレース中にこうした問題をどう扱うべきかといったことはコメントしたくない。だが、両ドライバーを戒告処分としたスチュワードの措置は正しいと思う」

「それはそうと、私としては1つの技術的ポイントに注目したい。ダニエルがいったん自分のラインを決め、マックスが方向を変えてそのラインをブロックした時、ダニエルはただの乗客になるしかなかった。フェルスタッペンの後ろにいたリカルドが経験したダウンフォースの喪失は、マシンを止められないものにしたんだ」

「一般的にダウンフォースはコーナリングで作用すると思われがちだが、それがブレーキング時に及ぼすグリップの増強効果は巨大だ。ブレーキングでそのグリップを奪うと、日曜日のようになる。あれは回避不能の出来事だった」

「これは非常に極端な例ではあったが、マシンがこうした状況でもレースができるようなルール作りの必要性を、いま一度目立たせることになったといえる」

ブラウンがこうコメントする直前に、F1はより接近したレースを目指した2019年の空力レギュレーション改訂に同意したことを発表している。さらに大規模なスポーツの技術改革は2021年に施行予定だが、来年の変更は正しい方向への一歩だとブラウンは自身を見せる。

「月曜日にストラテジーグループとF1コミッションが決定し、FIA世界モータースポーツ評議会に承認された、接戦とオーバーテイクの促進を目指した2019年シーズンの空力改訂は間違いなく重要なステップだ」

「また、この決定がFIAの提案についての徹底したリサーチを経てなされたこと、それをF1がサポートし、大多数のチームによって実施されたことを注記することも重要だろう」

「それは優れた精神の表れであり、またFIA、F1、チーム、そして最も重要なこととしてファンが望んでいる、より良い、スペクタキュラーなF1のために皆が力を合わせる良い方法を示した。ブラボー」

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