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ピットミス防止策に取り組むFIA

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2018年4月19日 « ご意見番ロズベルグの中国GP評 | 設定目標を下げすぎたマクラーレン »
© Mark Sutton/Sutton Images
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最近のレースでアンセーフリリースが相次いだことを受けて、FIAがF1チームと協力し、ピットストップがより安全になるような対策の制定に取り組んでいる。

オーストラリアGPではハースF1チームが2台そろってホイールナットが真っすぐはまらずにリタイア。バーレーンでは誤って発進を指示されたキミ・ライコネンにはねられたメカニックが足を骨折してしまった。今年はプラクティス中にもアンセーフリリースが発生しており、テストでフェルナンド・アロンソのマクラーレンからホイールが外れるということもあった。

「ミスの可能性を減少させる対策をいくつか導入できると思う」とFIAレースディレクターのチャーリー・ホワイティングは語った。「われわれがここから何かを学んだのは確かだが、こうしたことをいま一度分析してからどうするかを決めるべきだと考える。正確を期す必要があるし、全員が確実に実行するようにしなければならない」

「どの部分を自動化し、どの部分を人が操作するかが決め手だ。将来的な対応についてはクリアな考えがあるが、それは今後チームたちと議論することになるだろう」

問題の多くは、タイヤが正しく装着されたことを検知する自動センサーに関連していたとホワイティングは説明した。それが誤った判定をしてしまうことがあるのだという。

「一部のチームにはホイールガンにトルクセンサーがあり、またポジションセンサーがあるところもある。トルクセンサーだけの場合は、ガンでナットを締めた時に真っすぐはまっていなかったとしても必要なトルクはかかったと表示されるが、実際にはきちんと締まっていないことになる。例として、ハースの2台と金曜日のマクラーレンに起きたのがこれだ」

「そのため、一部のチームはこれに加えてポジションセンサーも使っている。必要なトルクが得られてていても動いた値が正しくなければ、作業は完了していないと判定される。つまり、ストロークセンサーとトルクセンサー、2つのインプットによってオペレーターのガンに青信号がともり、それで彼は作業完了を報告する。本当に作業が完了したことをオペレーターに伝えるために2つのセンサーが使われている。そして彼がボタンを押し、ジャッキが落ちてマシンが発進する」

安全性改善のために全チーム間でピットストップシステムを標準化する可能性について尋ねられるとホワイティングはこう答えた。「標準化の必要はないと考えている。だが、作業が終わるまではオペレーターがボタンを押せないようにする必要があると思う。事実上、彼らはそこに親指を乗せた状態で入り、作業をして帰ってくることができるからだ。また、その2つの条件が満たされない限り指示を出す者がOKを出さないよう、とりわけ厳重に確認する必要がある」

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