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ピットストップにリスクはつきものとシュタイナー

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2018年4月12日 « 勝つためには「最上の戦い」が必要とウォルフ | 若い方が責任転嫁されやすいとフェルスタッペン »
© Kym Illman/Sutton Images
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先週末のバーレーンGPでタイヤ交換中にフェラーリのメカニックが負傷したことを受けて、ピットストップ手順を変えようという早計な動きにハースF1チームのギュンサー・シュタイナー代表がくぎを刺した。

キミ・ライコネンのマシンがピットストップ中、作業にトラブルが生じ、フランチェスコ・チガリーニがマシンにひかれて足の骨を2カ所折った。リアタイヤが交換される前にマシンはリリースされており、新しいタイヤの装着担当だったチガリーニはライコネンに発進を指示する青信号が出されたことを知らなかった。

FIAとフェラーリがインシデントを調査する傍ら、一部パドック内からは4本のタイヤを交換するためのメカニックの数を減らすなど、ピットストップを変えるべきではないかとの声も出ている。ハースはシーズン開幕戦のオーストラリアGPで2度の別々のピットストップでタイヤが正しく装着されず、ダブルリタイアを喫した。しかし、これは変更が必要なほどのミスではないとシュタイナーは考えている。

「われわれのピットストップは――興味を持たれることなく終わればそれでOKだ。だが、それもレースにリスクと興味を与えるもう1つの要素だよ」と彼は言う。「全てを100%安全にしてしまったら、一体全体何のためにF1を見ると言うんだ?」

「これは必要なものだ。人はミスを犯すもの。自分たちにそれが起きてしまったことは喜べないものの、一般的に言っていくらかのリスク負担は必要だ。全部を自動にしてロボットにやらせれば問題は起きないだろうが、そんなものを誰が見るんだ?」

「フェラーリのように危険が生じた際には調査が必要だが、それと他のケースは無関係だと私は考える」

F1は短絡的な反応を避けるべきだとシュタイナーは言い、ホイールの脱落防止については2013年のドイツGPで転がったタイヤがカメラマンに衝突する事故が起きて以降、すでに良い対策が取られていると述べた。

「私は何も人を危険にさらすべきだと言っているんではない。だが、最後に負傷者が出てから何年たっていた? 危険なスポーツである以上、起こり得ることだ。サッカーをしていて足を折る人だっている。いま一度言うが、彼(チガリーニ)のことは気の毒だと思うし、起きてはならないことだと思うよ。だが、実際に起きてしまったのだし、完全になくすことなどできないだろう。それでも、われわれの時のような他のインシデントについては全て、安全のためのシステムがそこにあった。ホイールが外れなかったのは、外れて飛んでいってしまった時に、何年か前(2013年)のピットレーンのように誰かに当たってしまっては危険だからだ」

「システムは機能したのだから、なぜ変える必要がある? その結果に金を払うのは誰だ? 家で座っている人々に他ならない。事故が起きたからと言って短絡的に反応するのはどうかと思う。あれは自分たちの責任であり、代償を払ったのだから前に進む。われわれの例では誰もけがをしなかったし、それはF1の一部なんだ。間違いを犯したものは罰せられる」

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