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ピットストップミスの対策を講じたハース

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2018年4月5日 « 2年目のeスポーツ選手権にF1チームらが参加 | 次の2カ月がチームの命運を左右するとアロンソ »
© Mark Sutton/Sutton Images
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好結果が期待できたオーストラリアGPをぶち壊しにしたミスの再発を防ぐため、ハースF1チームはピットクルーの配置換えを実施した。

メルボルンでは2度のピットストップミスにより、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンは4番手と5番手を走りながらも無念のリタイアを強いられた。完走していれば2016年にグリッド入りして以来、ハースにとってのベストリザルトになっていたはずだった。チームは今週末のバーレーンでその対策を講じてきている。

「いくつかのポジションを入れ替えているが、その一番の理由は彼らがミスをしたからではなく、自信を取り戻させたいからだ」とチーム代表のギュンサー・シュタイナーは述べた。

「自信のないまま同じことをやり続ければ、ミスを犯すリスクは大きくなる。だから、ポジションを入れ替えて違う仕事を与えるんだよ。いずれにしろ多くの人員が必要なのだからね。それが、このレースでわれわれがやったことだ。昨日の練習から実行している」

メディアセッションでシュタイナーは変更の内容を具体的に説明した。新しく加わったメンバーはいないが、左側のタイヤ――メルボルンで問題が発生した側――で作業する3人のチームを入れ替えたという。

「ホイールガン担当者1名は残り、もう1名が変わった。だが、チームを組む3人のコンビネーションなのは同じだよ。少し入れ替えがあっただけだ。大部分のプレッシャーを感じている者たちに数戦にわたって別のポジションを与えて彼らに自信を取り戻させるつもりだ。この前のような出来事の後で最も望ましくないのは、誰かが自信を失ってしまった状態でいることだ。そうするとまたミスが起きてしまう」

チームはまた、新しいタイヤを装着する際の手順にも変更を加えている。メンバーが新たに1人加わり、ストップに何らかの問題が見られた場合にはマシンをリリースする判断を取り消すことができる権利がその人物に与えられることになった。

シュタイナーは個人に非はないとの見解を貫いており、二度と問題を再発させまいとハースは組織一丸となって決意を固めていると述べた。

「われわれは全員を呼び集め、ピットストップを担当した者だけでなく、その責任を持つマネジメントにも来てもらった。皆チームの一員だからだ。そして徹底的に話し合った。分析し、次のレースでもっとうまくやるための方法を探した。起きてしまったことをくよくよしても仕方がない」

「過去を修正することはできないが、前を向いて、"皆、大変なことが起きてしまった。起きてはならないはずのことだ"と伝える。誇りになどできるはずもないし、チームとしても誇れることではない。私は誰か一人を責めているのではないんだ。ただ彼らを説得する必要がある。"なあみんな、われわれはこの点を改善しなくてはならない。それもチームとしてだ"と。するとみんなが次々とアイデアを思いつき始めて、どうしたらここへ来るまでに同じ状況を避けられるか考えてくれた」

開幕戦後にシュタイナーは2つのミスの根本にはピットストップの練習不足があったと述べていた。だが、チームが手順のリハーサルを開始できたのは、今週バーレーンにやってきてからだった。

「この2週間は大して練習できていない。ここへ来て始めたばかりだよ。マシンもないし、人々はあちこち移動している。ピットストップ練習をするにはクルー全員がそろわなくてはいけない。何人かは土曜日にはもう到着していた」

「ピットストップ練習を始めたのは昨日からだよ。レースまでにできるだけ多くやるつもりだ。やり過ぎにも気をつけなければならない。バランスが重要だ。フィジカルの問題もあるからね。皆が疲れてしまっては意味がない。それでは集中力が薄れ、また自信を失ってしまうだけだ」

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