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バルセロナテスト3日目:3月8日

Jim
2018年3月9日 « バルセロナテスト3日目午前:3月8日 | レースシミュレーションに満足するボッタス »
© Mark Sutton/Sutton Images
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プレシーズンテストに勝者なしとはいえ、3日目となる8日(木)にカタロニア・サーキットのコースレコードを更新したフェラーリは来る新シーズンに向けて決意表明するかのようなパフォーマンスを披露した。

コンディションが好転した今週、初めてのパフォーマンスランに臨んだセバスチャン・ベッテルは昼休みに入る直前、新しい愛車にピレリのハイパーソフトタイヤを履いて1分17秒182をマーク。前日にレッドブルのダニエル・リカルドが刻んだ最速タイムを0.9秒上回り、現在のレイアウトになったシルクイート・デ・バルセロナ・カタルーニャのコースレコードを塗り替えた。加えて、2番手以下に1.2秒以上のギャップを築いている。

セッション前半に5周のランを連続して走ったベッテルはピレリの柔らかいコンパウンド3種類を相次いで試し、風が少なく暖かな気候とグリップレベルの高い路面であることも重なって好タイムを記録した。セクターごとの最速タイムを組み合わせるとさらにペースは速くなり、理論上は1分17秒026を刻めたことになる。

タイムが印象的だったこともあるが、フェラーリの主要ライバルであるメルセデスとレッドブルとの比較は難しい。この日はどちらのチームもパフォーマンスに焦点を当てておらず、メルセデスは今回のテストにハイパーソフトタイヤを1セットも確保していない。そのため、トップチーム間の一発の速さを比較できるのはオーストラリアGP予選までお預けとなる。

完璧ではないにせよ、まだ公平に比較できるのはレース距離を通したタイムかもしれない。セッション中に実施したタイミングは異なるものの、トップ3チームはいずれもレースシミュレーションを完了している。当初の予兆ではメルセデスが頭ひとつ抜けているようで、フェラーリとレッドブルは接戦だ。ただ、走行のタイミングが同じではないため路面コンディションも異なれば使用したタイヤも違うことから、正確な比較はできない。つまり、レースにおけるチーム間の序列もまた、オーストラリアの初戦を終えてみるまではっきりしたことは言えない。

フェラーリとベッテル同様、パフォーマンスの作業に励んだのはハースF1とケビン・マグヌッセン。スーパーソフトタイヤを履いたマグヌッセンは全体で2番手となる1分18秒360を刻んでいる。マグヌッセンがベッテルよりも2つ硬いレンジのタイヤを使っていたこと、さらに中団グループのライバルとなるトロ・ロッソ、ルノー、マクラーレンを上回ったことはハースF1にとって励みになるに違いない。

3番手に食い込んだのはトロ・ロッソのピエール・ガスリーだ。午前にも好タイムを残していたが、午後に2セット目のハイパーソフトタイヤを投入して自己ベストを更新した。ガスリーはマグヌッセンに0.003秒差と迫り、4番手に並んだルノーのニコ・ヒュルケンベルグには0.312秒のギャップを築いている。午後にヒュルケンベルグから作業を引き継いだカルロス・サインツはチームメイトと同じハイパーソフトタイヤを履いて0.050秒遅れのタイムを刻んだ。

この2日間、信頼性のトラブルが相次いでいたマクラーレンは146周を走り込んだ。ストフェル・バンドールンはセッション開始から1時間にパフォーマンスラン仕様の作業を完了した後、90分に渡ってコックピットを離れており、チームはその間にデータで確認したと思われる何かを確認していた。午後に入って走行を再開したバンドールンは100周を追加し、プレシーズンにおいてチームの最も生産的と言える1日を締めくくった。

タイムシート上はザウバーのマーカス・エリクソンが7番手タイムを記録し、メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが続く格好。午前中に走ったボッタスも午後に登場したハミルトンもパフォーマンスランは行っておらず、2人合わせて181周を走破している。最終日はハミルトンが午前のプログラムを担当する予定だ。

ウィリアムズの開発ドライバーであるロバート・クビサがFW41に乗り込み、午後からはランス・ストロールに作業を引き継いだ。2人は合計139周を走行し、クビサが10番手、ストロールが13番手のタイムを残している。

ウィリアムズ勢の間に入ったのはフォース・インディアVJM11を駆って158周したセルジオ・ペレスと、レースシミュレーションを含むプログラムで周回数を187に伸ばしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンだ。

【バルセロナ - 2018/03/08】

順位  ドライバー マシン タイム    周回数
1. セバスチャン・ベッテル フェラーリ SF-71H 1:17.182  188
2. ケビン・マグヌッセン ハースF1 VF-18 1:18.360  153
3. ピエール・ガスリー トロ・ロッソ STR13 1:18.363  169
4. ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー R.S.18 1:18.675  79
5. カルロス・サインツ ルノー R.S.18 1:18.725  69
6. ストフェル・バンドールン マクラーレン MCL33 1:18.855  151
7. マーカス・エリクソン ザウバー C37 1:19.244  148
8. ルイス・ハミルトン メルセデス W09 1:19.296  84
9. バルテリ・ボッタス メルセデス W09 1:19.532  97
10. ロバート・クビサ ウィリアムズ FW41 1:19.629  73
11. セルジオ・ペレス フォース・インディア VJM11  1:19.634  159
12. マックス・フェルスタッペン  レッドブル RB14 1:19.842  187
13. ランス・ストロール ウィリアムズ FW41 1:20.262  57

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